Snow Manがアンチに「ブスノ」呼ばわりも、「ブスマイ」で成功したKis-My-Ft2

2021年7月9日

週刊女性PRIME

 それにしても見出しの「ブスノ!」呼びは、あまりにもインパクトがありすぎた。

 7月3日に放送された日本テレビの大型音楽番組『THE MUSIC DAY』。恒例の人気企画で、ジャニーズの人気グループたちが自分たちの持ち歌以外の曲を歌う「ジャニーズSPメドレー」。どのグループが何の曲を歌うかが毎回注目を集めるが、今回、特に話題を集めたのが、King & Princeのデビュー曲『シンデレラガール』をSnow Manが歌ったことだった。

 7日付の東スポWebが、そのSnow Manの『シンデレラガール』歌唱をめぐり、「ブス」と「Snow Man」をかけた「ブスノ」という言葉を見出しに入れた記事を配信。どうやら、人気曲をSnow Manが歌ったことが許せないとかで、Snow Manのアンチが「ブスノ」と言い出したという。ジャニーズファン事情に詳しいあるテレビ誌記者が言う。

「いかにもジャニーズ系である、キンプリのようなキラキラ系の王子様グループと異なるルックスだと、そう言われることがあるようです。これまでも、キスマイのことを“ブスマイ/ブサマイ”、SixTONESを“ブストーンズ”と表現する人もいました。また、メンバー個人をさして“ブサ○○”と呼んだりする一部ファンもいますね」

『シンデレラガール』は、ここ数年のジャニーズ曲の中でも“キラキラ&王子様度”が高く、事務所の看板曲と言っても過言ではない。昨年はHey! Say! JUMPが歌い好評だったという。ちなみに最も注目されたのが、平野紫耀が担当する歌い出しのパート部分だが、ここはエースの山田涼介が歌い、ファンを納得させたという。

「タキニ」も影響している

 Snow Manが不本意な言われ方をされたのは、王子様系ではないグループが、王道曲を担当したからだけでない、というのは前出の記者。

「デビュー後のSnow Manはテレビなどの露出が高いため、滝沢(秀明)副社長のお気に入り、通称“タキニ”と呼ばれています。アンチにとって、一番いい曲を、タッキーがオキニに歌わせたということが、ヘイトを増幅させたということではないでしょうか」

 デビュー曲とセカンドシングルがミリオンを記録し、デビュー2か月で冠番組もゲットした。彼らの人気をやっかむファンがいるということか。

「嵐のグループ活動休止後、人気タレントの退所など、ジャニーズとしても次世代スターを育てたい。CD売り上げを見ると、キンプリやSixTONESよりも、Snow Manが一歩前に出ています。また前面に押し出されるSnow Manの活躍を、嵐ファンが“まるで嵐の後継者のような扱い”と不快に感じている人もいるようです。彼ら自身のせいではないけれど、“出る杭は打たれる”という悪目立ちする状況になっている感じがします」(前出・テレビ誌記者)

 しかし、これらのやっかみや不名誉な言葉を、逆手に取って活躍しているのがキスマイだ。

「“ブスマイ”と呼ばれた彼らは、冠番組のタイトルを『キスマイBUSAIKU!?』にしたり、グループ内ユニットとして『舞祭組(ぶさいく)』を誕生させました。その結果、キスマイ人気は上昇したのです。Snow Manにも、こういった発想があればいいのですが」(テレビ関係者)

 どんなグループにもアンチは存在するが、ネガティブにならずどう闘うか。あえて「ブスノ!」を武器にして、彼らの頭脳戦がはじまるーー

〈取材・文/渋谷恭太郎〉