被爆76年 広島「原爆の日」 被爆者の平均年齢83歳に

2021年8月6日

FNNプライムオンライン

広島は、被爆76年の「原爆の日」を迎え、犠牲者を追悼する平和記念式典が開かれた。

平和記念式典には、菅首相など、およそ780人が参列した。

そして、原爆投下時刻の午前8時15分、黙とう。

広島市・松井一実市長「日本政府には一刻も早く、核兵器禁止条約の締約国となるとともに、核保有国と非核保有国の橋渡し役をしっかりと果たしていただきたい」

また、広島市の松井市長は、国が上告を見送った黒い雨をめぐる裁判をふまえ、原告以外の人たちへの救済を求めた。

菅首相「(黒い雨の裁判について)原告の皆さまと同じような事情にあった方々についても、救済できるよう、早急に検討を進めてまいります」

被爆者の平均年齢は83.94歳となり、被爆の実相をどう伝えていくかが課題となっている。