面倒だった麦茶作りが1時間半→20秒に時短できる!ポーションパックの麦茶、アレンジレシピも

2021年7月4日

まいどなニュース

 日東紅茶でおなじみの三井農林(本社・東京都港区)はこのほど、ポーションパックに入った原液を水と混ぜるだけで麦茶ができる「秒でむぎ茶」を発売しました。

ポーション1個で麦茶1~2リットル完成

 夏には欠かせない麦茶ですが、やかんで煮出すと約1時間半ほど時間がかかり、2リットル入りペットボトルをまとめ買いすると重くて場所を取るーーという悩みもあります。

 「秒でむぎ茶」の作り方は、ポーションの中身を麦茶用の容器に入れて水と混ぜるだけ。1個で1~2リットル分の麦茶が、わずか20秒ほどで完成します。1袋ポーション7個入り、350円(税抜き)。

 同社ではコロナ禍による内食需要の増加に着目。「短時間で簡単に調理でき、普段のお買い物時にも持ち運びがしやすいポーションタイプの麦茶があれば便利なのでは」との思いから商品化を企画しました。

 同社担当者は「麦茶はカフェインゼロ&ミネラル(ナトリウム・リン)入りで、お子さまからお年寄りまで、ご家族みんなの飲み物としてご利用いただけます。多くのご家庭の助けになれば」と新商品をアピールします。

「秒でむぎ茶」を使ったアレンジレシピも

 さらに同社担当者は「高濃度のポーションという形態ならではのアレンジ」として、同商品を使ったアレンジレシピ、オルゾー(大麦)ラテと麦茶アフォガードの作り方を教えてくれました。

★オルゾーラテ

 材料(1杯分):「秒でむぎ茶」ポーション1個、牛乳約180ml

 作り方:麦茶ポーション1個分と牛乳180mlを混ぜるだけ。コーヒーに似た風味のオルゾーラテが出来上がります。

★麦茶アフォガート

 材料(1杯分):「秒でむぎ茶」ポーション1個、バニラアイス約120ml

 作り方:バニラアイスクリームにポーション1個分をかけるだけ。ナッツやフルーツなどを添えてアレンジも。

1人用調味料や大手コンビニ商品も続々

 ポーションパックとは、コーヒー用のミルクやシロップ、ゼリー菓子などに使われる、シール式のふたで密封された容器のこと。

 2013年にはエバラ食品工業から1人用鍋の素「プチッと鍋」が登場し大ヒット。各メーカーからも調味料やドレッシング、油などが続々と登場しています。

 コンビニ大手セブン-イレブンは2020年12月、水や牛乳で割るだけで本格的なアールグレイが味わえる「紅茶ポーション(アールグレイ)」を発売。アイスクリームを使ったアレンジレシピなどがSNSで話題になり、売り切れの店舗が続出しました。