2021年2月9日
オリコン
人気グループ・ジャニーズWESTの小瀧望が2020年の演劇界の成果を顕彰する第28回読売演劇大賞の杉村春子賞を受賞したことが9日、わかった。主演舞台『エレファント・マン』(世田谷パブリックシアター・東京グローブ座)ジョン・メリック役での演技が評価され、同時に優秀男優賞も受賞した。
読売演劇大賞は、演劇文化の振興のために1992年に創設。選考委員のノミネート、投票委員の投票という2段階を経て、作品、男優、女優、演出家、スタッフの5部門の年間最優秀賞を決定する。このほか、新人を顕彰する杉村春子賞や、長年の功績や優れた企画を顕彰する芸術栄誉賞が設けられている。
なお、大賞・最優秀女優賞には『殺意 ストリップショウ』(世田谷パブリックシアター)、『真夏の夜の夢』(東京芸術劇場)の鈴木杏、最優秀作品賞には『リチャード二世』(新国立劇場)、最優秀男優賞には『十二人の怒れる男』(Bunkamura)、『23階の笑い』(シス・カンパニー)の山崎一が受賞。
小瀧のほか優秀男優賞は大谷亮介(『ALL My Sons』)、片岡仁左衛門(『彦山権限誓助剣-毛谷村ー』)、城田優(『NINE』)優秀女優賞は安蘭けい(『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』)、池谷のぶえ(『獣道一直線!!!』)、神野三鈴(『ALL My Sons』)、那須佐代子(『ミセス・クライン』、『リチャード二世』)となった。