2021年2月6日
サンケイスポーツ
V6の坂本昌行(49)主演できょう6日に東京・渋谷区の新国立劇場で開幕する舞台「Oslo(オスロ)」(23日まで)の最終稽古が5日、同所で行われた。
イスラエルとパレスチナが和平交渉に合意した「オスロ合意」の裏側を描く作品。平和への道を切り開いたノルウェーの社会学者、テリエ・ルー・ラーシェン役の坂本は「水面下の人間の心情を描いた作品。きっと見る人に勇気をあげられる」と揺るぎない自信でアピールした。
初共演となるジャニーズ事務所の後輩でA.B.C-Zの河合郁人(33)は、一人二役に挑戦。ひょうきんなイスラエル人の役作りに迷っているとき、坂本から「いつもの河合でいいんじゃないか」と助言されたそうで、「すごくやりやすくなった。お父さんみたいに見守ってくれる」と感謝し、16歳上の座長を苦笑させた。
河合といえば、少年隊・東山紀之(54)や嵐・松本潤(37)ら30人以上の同事務所タレントのものまねで現在、バラエティーからも引っ張りだこ。この日は報道陣からリクエストされ、「稽古途中に突然タップダンスを踊る坂本」を披露。坂本から「芸人だな。正直、うれしい」と公認され、“ひょうきん”な役作りも完ぺきだった!?
★Oslo
ノルウェーの首都オスロで1993年に合意した「オスロ合意」をめぐる人間模様を描く。2017年のトニー賞など米演劇界の演劇賞を総なめにした世界的名作の日本初演。坂本演じるノルウェーの社会学者の勇気がもたらす奇跡は、世界各地で紛争が続く現代にも共感を呼びそうだ。共演は安蘭けい(50)、福士誠治(37)ら。新国立劇場公演終了後、3月21日まで宮城、兵庫、福岡、愛知で上演。