なにわ男子・大西流星、ハマり役と話題!『夢中さ、きみに。』P語る起用理由と裏話

2021年1月28日

マイナビニュース

●原作を読んだときに「すぐに大西さんの顔が浮かんだ」

関西ジャニーズJr.内のユニット・なにわ男子の大西流星が、現在放送中のドラマ特区『夢中さ、きみに。』(MBS 毎週木曜24:59~ほか)にて、主人公・林美良役で初の単独主演を務めている。ミステリアスで可愛らしさもある林役が大西にぴったりだと話題だが、このたび松本桂子プロデューサーに大西の起用理由や俳優としての魅力を聞いた。

和山やま氏による話題作を原作とするこのドラマは、ユニーク過ぎる男子高校生・林美良と二階堂明を中心に展開する、男子高校生たちの少し不思議な日常を描く青春群像劇。無駄な行為を楽しんでいるミステリアスな魅力の男子高校生・林役を大西が演じ、“逆・高校デビュー”を果たした二階堂明役を高橋文哉が演じている。

林役の大西は、第2話で原作にも登場するパンダの着ぐるみ姿を披露し、SNS上で「可愛すぎる」と話題に。「林くんハマり役だ!!!!」「林くんの役は流星にしかできないんじゃないかって言うくらい、ぴったりはまってるなぁって思う」「大西流星くんの可愛さは林ぴったり」といった声も上がっている。

松本氏は「原作を読んだときに、ミステリアスな魅力、吸い込まれそうな瞳、すぐに大西さんの顔が浮かびました」と明かし、「今、中高生に最も注目されているグループと言える『なにわ男子』の中の大西さんは、アイドルとしての絶対的な存在感やオーラを放っていますが、グループを離れた彼個人からは、自然な可愛さや無垢さを感じ、もっと彼の素顔を知りたいという気持ちが掻き立てられます。そんな大西さんなら、つかみどころないけれど自然と人を引き付けてしまう存在の林に、命を吹き込んで頂けそうだと思い、オファーをしたところ快諾いただきました」と起用理由を説明し、「大西さんが演じる等身大の林にご期待いただければと思います」と太鼓判を押す。

大西は本読みから撮影3日目くらいまでは、林役をつかむのに苦労していたものの、次第に役がハマってきたように見えたという。その理由を現場で大西に尋ねると、「塚原(あゆ子)監督に言われた『自然にそこにいること』を大切にしている。なるべく、力を入れず、作り込まないように、素でいるようにしている」と明かしたそうで、「本当にそこにいるような、生っぽい質感の演技になっており、新たな大西さんの魅力が出ていると思います」と松本氏は語る。

●瞳の奥に優しさ「人間的な魅力が増している」

そして、林役をしっかりつかんだ大西の演技を現場で見て改めて魅力を感じていると言い、「モニター越しに林役を演じている大西さんを見ると、『悠然とその場にいる姿』『見透かされているような瞳』がとても印象的です。その上、大西さんが演じることで、その瞳の奥に感じる『優しさ』が滲み出て、人間的な魅力が増している気がします」と称賛。

話題となったパンダの着ぐるみ姿の撮影は、原作の世界観を大切にしたという。「原作の世界観が独特で、その雰囲気を壊さないように、現場では監督陣、スタッフ、キャストと共に、原作を片手に臨んでいました。脚本づくりでも、原作にない世界観を付け足すのはやめようと決め、脚本家の喜安(浩平)さんとは、エピソードの前後を想像して、オリジナルを入れ込みました」

また、林と二階堂の友人たち、出てくる小物など、細かく丁寧に描かれている和山氏の描写を見落とさないように意識していると明かした松本氏。第1話については「林くんと松屋さんの下りは、再現度が高いと思っています。ツイッターや、お芋を食べるところ、『鉄と鉄』の本、松屋さんの髪形など」、第2話については「運動会の借り物競走で、網に絡まっている林は、髪形まできちんと再現できるよう工夫しました」と、細部まで忠実に再現した。

さらに、第3話は「美術室でも、ガラスに映る美しい林は、カメラマンや照明さんと話し合い、明かりがいい時間で撮影できるようスケジューリングしました」、第4話は「女子部屋で怪談をしている奥の枕におばけが小さく書いてあるのですが、そこはやろうと思っております! 視聴者の方が見つけれるか…? ここも見どころです!」、第5話は「カフェオレも原作通りのデザインになってます。マサヒロの制服の下に着ているハイネックの色味なども、リアルに馴染むよう衣裳さんと話しました」と各話のこだわりを説明。制作陣が力を入れた細部にも注目して見てほしい。

(C)「夢中さ、きみに。」製作委員会・MBS