ジャニーズWEST、“史上、もっともカッコいいライブ”開催「夢のような気持ち」

2020年12月14日

オリコン

 人気グループ・ジャニーズWESTが、生配信ライブ『ジャニーズWEST LIVE TOUR 2020 W trouble』を11~13日の3日間で計5公演開催した。当初、今年3月から予定していたツアーに向け、藤井流星を中心にメンバーでじっくり話し合って作り上げた構成・演出に、配信ならではのパフォーマンスを詰め込んだライブでジャニーズWESTの“今”を届けた。小瀧望はラストのあいさつで「エンタメを皆さんに届けられる幸せかみしめて、夢のような気持ちです」と久々にステージに立つ想いを伝えた。

 オープニングのセットは、アルバムリード曲『W trouble』の特典映像でメンバーが扮した“芸術が禁止された世界”に抗うグラフィックアート集団“W trouble”のショートムービーのような世界観を展開。ドラム缶やハシゴが無造作に置かれた空間で、初っ端からワイルドな楽曲で“カッコいい”一面を存分に発揮した。

 一転、ステージ上のLEDビジョンがくるりと180度回転すれば、海外の街の裏路地のような世界が出現。「Try me now」では階段やポールを配したセット内を縦横無尽に動き回りながら、7人がパルクールを初披露。神山智洋が作詞・作曲、振り付けを担当した「Survival」の躍動感あふれるダンスや、「Special Love」の冒頭に響かせた7人のアカペラなど、さらに進化を遂げたジャニーズWESTの姿があった。

 そして彼らにとって2020年の代表曲となった「証拠」は、ライブでは初となるバンドを背負っての歌唱。生音と7人のエモーショナルな歌声が重なり、パフォーマンスに厚みをもたせる。来年1月13日にリリースとなる新曲「週刊うまくいく曜日」の初披露では、横ノリの心地よいバンドサウンドにのせて、メンバーも気持ちの赴くままに体を揺らし、画面の向こうへ新たな応援歌を届けた。

 それぞれが違う色で楽しませたユニット曲や、アゲアゲな曲をたっぷり盛り込んだメドレーでは、会場にうめつくされた“応援うちわ”の中を駆け巡り、うちわに書かれたメッセージに答え、画面越しにファンとの距離を縮める配信ならではの演出で、最後まで飽きさせないライブを作り上げた。“ジャニーズWEST史上、もっともカッコいいライブ”であり、これまでの経験の中から導き出した“今のジャニーズWESTらしさ”を体現した生配信ライブとなった。