木村拓哉 後輩について語る「嵐は悔しかったんじゃないか」

2020年12月10日

女性自身

「前作のときに、お正月のほのぼのしたムードのなかでこういうものを本当に放送していいのか、と危惧していましたが、見てくださった方々から『もう一度』という声を頂いたのがうれしかったです」

昨年、白髪でメガネに義眼というビジュアルと、一切笑わない警察学校の鬼教官という役柄を木村拓哉(48)が演じて話題となったスペシャルドラマ『教場』の続編『教場II』(フジテレビ系)が来年1月3、4日に放送される。今回は生徒役としてジャニーズ事務所の後輩・目黒蓮(23)も参加。

「何度顔を合わせても『Snow Manの目黒蓮です』って挨拶してくるので、もう名前だけでもいいだろう、って(笑)。真面目ですね。演技をするのが初めてみたいだけど、そう思えないくらい勘もよかった。Snow Manのときのイケイケの感じもいいけれど、今回はナチュラルな感じの彼が魅力的に感じました」(木村・以下同)

新型コロウイルスの感染拡大に世界が振り回された一年だったが、SNSでマスクやフェースシールドをつけた姿をアップしていた木村は、どんな思いで過ごしたのだろうか。

「今年は悔しさに覆われた一年でした。新しい常識ができて、今では違和感なくその常識を取り入れて生活しています。撮影が中断したことは初めての経験。自粛中も、現場のことを考えながら家で過ごしていました。もやもやしたもどかしい時間でしたね。撮影が再開しても、今まで普通にやっていたこと、クランクアップした瞬間にみんなで抱き合ったり、いいシーンが撮れたときにハイタッチしたりすることがままならない。経済を回すために行った政策も感染者を増やすことにつながってしまったり、みんなが大変な思いをしていますよね。嵐なんかは、国立競技場で無観客のコンサートをやることになって、悔しい思いをしているんじゃないかな」

コロナ収束は先が見えない状態だが、2021年への思いを聞いた。

「自分たちが何かやることによって少しでも皆さんの不安な気持ちを緩和や中和することができたら、という思いで仕事の現場に立っています。それぞれができる範囲のことを心がけてやっていこうと。今後もトンネルの出口が見えるまでは踏ん張っていかなければ、と思っています」

「女性自身」2020年12月22日号 掲載