ギネスアーティスト嵐の二宮が「ミュージックステーション」にこだわるワケ

2020年8月22日

リアルライブ

 昨年、およそ330万枚も売り上げた嵐のベストアルバム「5×20 All the BEST!1999―2019」が、ギネス世界記録に認定された。全シングル表題曲63曲に20周年アニバーサリーソング「5×20」を加えた全64曲を収録。米女性歌手のテイラー・スウィフト、韓国出身7人組のBTSを抑えての堂々トップだ。

 日本を超えて、世界のトップに立った文字通りの国民的アイドルグループ・嵐。メンバーの櫻井翔は日本テレビ系、相葉雅紀はフジテレビ系の大型歌番組の司会常連で、グループとしては大みそかの「NHK紅白歌合戦」で白組司会を担ったこともある。トップミュージシャンでありながら、番組の司会進行までこなしてしまうが、中でも二宮和也はテレビ朝日系の長寿歌番組「ミュージックステーション」がお気に入りだという。紅白よりMステ。そのワケは。
 「出演者は、番組ロゴが入ったティッシュをもらえるからです(笑)。アーティストの間では有名な“Mステティッシュ”は、5箱で1セット。嵐は年に3、4回は出演しているので、独身時代なら1年間はしのげた計算です」(テレビ雑誌の編集者)

 日本を代表するアイドルグループの一員が、たかがティッシュとあなどるなかれ。二宮は大の倹約家。食やファッションなど、興味がないものには徹底して時間やお金をかけない。松本潤や櫻井のように生活に強いこだわりがあるわけでもないので、備蓄できるMステティッシュは救世主だった。昨年9月、「ラグビーワールドカップ2019」の日テレ系中継ソングとなったシングル「BRAVE」をリリースした際は、「Mステ」に出ていない。このときは、自身がパーソナリティーを務めるラジオ「BAY STORM」(bayfm)で困窮を訴えていた。

 「嵐の活動休止となる来年以降は、さらなるピンチ。『Mステ』に出られない上、メンバーからの誕生日プレゼントの心配も加わります。この数年間は、メンバーからの誕生日プレゼントを使い続け、使い分けることで生活が潤っており、ライフラインが保たれている。この循環が途絶えるのは、二宮家最大の窮状です」(前出・編集者)

 せこいイメージを自ら植え続けたが、趣味のゲームへの課金、ジャニーズ後輩へのお年玉では湯水のごとく使う。二宮のキャッシュフロー。妻がいる身となった今も、さほど変わらないと本人は言うが、真相はいかに…。

(伊藤由華)