2020年11月14日
リアルライブ
今年いっぱいで活動休止する人気グループ・嵐が、大みそかに無観客ライブを生配信することを、各スポーツ紙が報じた。
メンバーが12日、ファンクラブ会員サイトなどに動画を投稿し発表。二宮和也が「年末に新しいライブを開催することになりました!」と報告。「生配信ということに関しましても、休止発表以降(から)12月31日に1人でも多くの皆さんと同じ条件で楽しい時間を共有できるようにと、コロナ禍になる前から少しずつ計画をし、模索してきたことでもあります」と開催の趣旨を説明した。
リーダーの大野智は「今回ライブでは生配信という新しい試みではありますが、ファンの皆さまも一緒に参加してもらって、一緒に作り上げていくといった、皆さんで楽しめることは何かな?ということを常に考えて、企画をこれから考えていきます」と呼び掛けたという。
同日には、「第71回NHK紅白歌合戦」が行われる。嵐は紅白に大トリでの出場が有力視されており、出演時間帯については現在、ライブのタイムスケジュールと照らし合わせて急ピッチで調整しているものとみられ、出演はライブ会場からの中継になる可能性が高そうだ。
「通常ならば、夕方から行われることになるが、紅白のトリの時間は午後11時過ぎ。その時間帯から逆算すると、午後8時ぐらいからになるのでは。とはいえ、紅白がラストステージだったはずの嵐が中継というのは、NHKの制作サイドとしては複雑な心境なのでは」(音楽業界関係者)
嵐といえば、昨年1月の活動休止発表後にファンクラブの会員数が増加。現在、300万人を突破したと言われている。
発売中の「週刊文春」(文芸春秋)によると、同族経営のジャニーズではファンクラブの正確な会員数はブラックボックス化され、これまでは故・ジャニー喜多川元社長とメリー喜多川名誉会長、藤島ジュリー景子社長以外は知ることができなかった。
しかし、今年からファンクラブの会費の一部をタレントに還元することが契約内容に盛り込まれたというが、風穴を開けたのはやはり嵐だったという。
「ジャニーズでは歴代でSMAPだけが歩合給だったのは有名な話。ほかは給与制で、嵐のメンバーですら年収が1億円に達していないと言われていた。しかし、所属タレントの相次ぐ退所などもあり、ようやく待遇が改善されることになったのでは」(芸能記者)
嵐の活動休止中も“ドル箱”のファンクラブは運営されることになりそうだ。