中居正広監修本に予約殺到 解散4年でもSMAP人気は色あせず

2020年11月11日

日刊ゲンダイDIGITAL

 元SMAPの中居正広(48)が監修する絵本「ピンポンパンポンプー」(マガジンハウス)が話題になっている。

 TSUTAYAオンライン 本 総合ランキング(10月24日~28日)で2位にランクイン。1位に史上最速で204億円の興行収入を突破した「鬼滅の刃〈フィギュア付き同梱版〉23巻」、3位は「鬼滅の刃 外伝」で、ベスト10のうち7冊が鬼滅関連のなか、絵本では唯一のランクインだ。しかも発売が11月26日発売で、予約段階にもかかわらず上位を占めている。さらに、10月28日にはAmazonの「本の売れ筋ランキング」でトップ、「楽天ブックス」ランキングで2位を記録している。

 同書は「中居正広のニュースな会」(テレビ朝日系)から誕生。共演している劇団がステイホーム期間の余暇を使って、ジャニーズ事務所から独立した中居の個人事務所「のんびりなかい」のロゴ入りグッズを3Dプリンターなどで勝手に制作したのが発端で、劇団ひとり(43)がキャラクターデザイン、社会学者で作家の古市憲寿(35)が脚本を担当した。

「のんちゃん&びりーくん」という動物キャラクターで番組の公式グッズ第1号のエコバッグをネット販売。1週間で4万部を売り上げる大ヒットとなった。これに続き書籍化のプランが進行。番組で毎週進行を報告するプロモーションが功を奏して、今月に入ると予約冊数が6万部を突破。発売前から重版が決定した。

 経緯はテレビ朝日公式YouTube「動画、はじめてみました」で配信。初回限定特典としてクリスマスカードが封入され、中居の弟分、Kis-My-Ft2の宮田俊哉(32)が就任。宣伝隊長には体当たり実証のVTRで番組出演している。

「中居さんが決めたのは、絵本のタイトルだけ。みんなが幸せな気持ちになれる魔法の言葉をイメージして『ピンポンパンポンプー』と名づけたそうです」(テレビ局関係者)

 嵐も3日に開催したオンラインライブ「アラフェス」で300億円を突破、1日で“鬼滅”を超える経済効果があったという。5日には、6日~8日の3日間限定リピート配信が決定。国内初の国立競技場ライブは1000万人以上が視聴したようだ。

 そんな嵐よりひと足早く“鬼退治”をしていた中居。元祖国民的アイドルグループパワーは解散から4年が過ぎても色あせていない。