嵐フェスの〝口パク〟疑惑を追跡 国立競技場から「音が全然漏れてこない」

2020年10月30日

東スポWeb

 11月3日にオンライン配信される嵐の国立競技場ライブ「嵐フェス2020 at 国立競技場」の収録が、先週末に行われていたことが図らずも発覚した。大量の花火が打ち上げられ、風船が飛ぶ演出がプロ野球の公式戦を中断させるという思わぬ形でバレてしまったが、大きな“疑惑”も残った。現地組によると、全くと言っていいほど「音漏れ」がなかったというのだ。まさか“口パク”? 緊急徹底追跡した――。

 嵐フェスの収録が行われたのは24日だ。それが明らかになったのは、隣接する神宮球場でヤクルト―中日戦が行われていた際、国立競技場から打ち上げられた花火が見え、さらに大量の風船が飛来して試合を2度も中断させる事態になったからだった。ジャニーズ事務所は同日、おわびコメントを発表した。両球団のもとにジャニーズ関係者が赴き、直接謝罪もしている。

 今月上旬、ジャニーズの「Kis―My―Ft2」が、東京ドームで生配信ライブを行った時には“音漏れ”を耳にしようと、少なくない数のファンが集結する出来事があった。

 そのため嵐は公式サイトなどを通じて国立競技場に来場しないように呼びかけ、大多数の嵐ファンはそれを守って、配信当日がやってくるのを楽しみに待っている。嵐フェスの収録は国立で無観客で行われることが明らかになっていたが、日時は非公表だった。

「万が一ファンが集まってしまった時に備えて、多くの警備員を配置。だが、マナーがいい嵐ファンは大挙して押しかけるなんてこともなく、それも杞憂に終わった」(芸能関係者)

 しかし、熱心な嵐ファンは日本中に何百万人、いやライトなファンも含めると何千万人も存在している。中には我慢できずに国立競技場に行ってしまったファンがいても不思議ではないだろう。その中の一人に聞いたところ――。

「音が全然漏れてこない!」

 国立競技場は当初の設計段階では、開閉式屋根を予定していたが予算の関係で中止に。客席に屋根はあるものの、フィールド部分にはない。そのためすっぽり覆われた東京ドームなどと比べて音漏れする可能性は明らかに高い。その日、収録していたことは確実なのにもかかわらず、何も聞こえてこないということは、ひょっとして…“口パクライブ”を敢行したのか? こんなことがささやかれるのには理由がある。

「嵐のライブに口パク疑惑が噴出するようになったのは2年前。元NEWSの手越祐也がカラオケで『いちばーん嵐のファンが多いけど~ 東京ドームで口パク聞いてる~』と替え歌にして歌唱していることが発覚したからです。それ以来、ずっと口パクが取りざたされるようになってしまった」(芸能関係者)

 これが本当ならば、嵐フェスを楽しみに待っているファンにとってはなんともショックな話だろう。果たして真相はどうなのか?

「音が漏れるわけないじゃないですか! 今回はオンラインライブ。通常のライブと違って、広い広い客席まで音声を届かせる必要はない。マイクを通して収録さえできればいいので、通常の野外ライブのように大爆音を出す必要がないのです。音漏れしないのも当然でしょう」(音楽関係者)

 よって「音漏れしない=口パク」という等式は成り立たない。間もなく活動を休止する嵐も大一番に向けて力の入ったライブを披露してくれるはずなので、ファンは心配ご無用だ。