2020年10月16日
オリコン
華やかなエンターテインメントの世界とその裏にある苦悩や葛藤を長期密着取材するフジテレビ系連続ドキュメンタリー『RIDE ON TIME』(毎週金曜 深0:55※関東ローカル)。3年目となるSeason3が23日よりスタートし、その第一弾特集に関西ジャニーズ勢が決定した。『真夏の決戦2020~関西から日本に光を!』をテーマに、デビュー組の関ジャニ∞、ジャニーズWEST、そして関西ジャニーズJr.のなにわ男子、Lil かんさい、Aぇ! groupを4週にわたり特集。また、関西ジャニーズ勢の思いが1カットずつ丁寧に込められたティザー映像も公開された。
コロナ禍という未曽有の危機の真っただなか、彼らも予定されていたライブや舞台の中止を余儀なくされた。これまで普通に立っていたステージに立てない、ファンに会えない、一緒に働いていたスタッフも仕事を失っている。先の見えない状況の中でも何かできることはないのか?と、自分たちを育ててくれた場所・大阪からリモートでライブを披露するという、生配信プロジェクトが企画された。題して『Johnny’s DREAM IsLAND 2020→2025 ~大好きなこの街から~』。
関西ジャニーズJr.の育成、公演のプロデュースを手掛ける関ジャニ∞の横山裕は「ジュニアのみんなには、これは大変厳しい戦いになると伝えました」と語る。普段は観客のリアクションを糧に舞台に立っているが、この夏は無観客…、観客の熱も笑い声も歓声もない。そんな不利な状況を乗り越えよう、むしろ逆手に取ることはできないのか、悩みながら高い熱量を持って後輩への指導にあたった横山。そこには横山に褒めてもらいたくて必死に食らいつく関西ジャニーズJr.たちの姿があった。
そして、7月28日“なにわの日”から約1ヶ月間、故郷大阪から総勢70人以上の関西ジャニーズ勢による無観客生配信ライブがスタート。オープニング映像で映し出されたデジタルチケットには、『アリーナAブロック1列1番』が表記されていた。画面越しの観客全員が最前列という、生配信の強みを生かした演出で観客を喜ばせた。『ゼロ・ディスタンス』をテーマに観客との心の距離はゼロと銘打った。
デビュー7年目となるジャニーズWESTは、念願だった初の東京ドーム公演をはじめとするWドーム公演が新型コロナウイルスの影響で中止に。小瀧望は「今年立てなかった事は悔しいですけど、この悔しさをバネに、ドームライブを絶対やりたいという思いが強まりました」と自身を奮い立たせた。そして、万博記念公園でのライブでは、強みでもある関西ならではの“笑い”を武器に、先輩・関ジャニ∞と共にバラエティーコーナーなどの演出も務めた。
関西ジャニーズJr.は、5年後に大阪・関西万博開催を控えた夢洲(ゆめしま)から、未来に向けて熱唱。「今はまだ更地の夢洲と、夢を持ってこれから成長していく僕たち」と語り、メンバーは自分たちの未来と夢を重ね合わせた。
「関西ジャニーズ勢みんな、家族みたいなもの」「ライバルでもあるが、何よりもファミリー感が強い」そう言われるように、世代が違っても肩を寄せ合い、切磋琢磨してきた。彼らはそんな強い絆でエンターテインメントの危機を乗り越えることができるのか。「どんな状況でも自分たちの手でエンターテインメントを止めることはできない、Show must go on」――そんなジャニーさんの教えを胸に逆境に立ち向かう。真夏の総力戦を完全ドキュメントする。