長瀬智也×宮藤官九郎、TBS連ドラ11年ぶりタッグ! 『俺の家の話』来年1月スタート

2020年10月2日

クランクイン!

 TOKIOの長瀬智也が主演を務め、宮藤官九郎が脚本を手掛けるドラマ『俺の家の話』が、TBS系にて2021年1月より毎週金曜22時に放送されることが決まった。長瀬と宮藤がTBSの連続ドラマでタッグを組むのは11年ぶり。

 2人はこれまでTBSドラマでは3作でタッグ。『池袋ウエストゲートパーク』(2000)では通称「ブクロのトラブルシューター」真島誠、『タイガー&ドラゴン』(2005)では“昼は落語家、夜はヤクザ”の山崎虎児、『うぬぼれ刑事』(2010)では超恋愛体質でポジティブシンキングな独身刑事・うぬぼれというそれぞれ個性的なキャラクターを宮藤が作り上げ、長瀬はそれらを見事に演じ切った。

 令和初タッグとなる今作は宮藤が手掛けるオリジナルストーリーで、介護や相続の問題を織り込んだホームドラマ。長瀬が演じるのは、ブリザード寿というリングネームで活躍するプロレスラーの観山寿一(みやま・じゅいち)。かつては大規模プロレス団体に所属した人気レスラーで、プエルトリコチャンピオンまで行ったが、けがや年齢もあって今は小規模な団体で細々と試合に出ている。そんな寿一のもとに、能楽の二十七世観山流宗家にして人間国宝の父親・観山寿三郎が危篤との連絡が入る。

 20年以上音信不通になっていた寿一の顔を見て驚く家族たち。一方、奇跡的に一命を取り留めた寿三郎は、傍らに立つ介護ヘルパーの女性を紹介し、彼女と婚約し、遺産もすべてこの女性に譲ると宣言する。実力と人気に限界を感じていた寿一はプロレスラーを引退し、実家に戻り寿三郎の介護を手伝うことに。家族と謎のヘルパー女性を巻き込んで、介護と遺産相続を巡る激しいバトルのゴングが鳴る―。

 来年3月でジャニーズ事務所を退所することを7月に発表した長瀬。本作にかける意気込みを「磯山(晶)プロデューサーと宮藤さんと11年ぶりにタッグが組めて幸せに思います。演じる気持ちは『IWGP(池袋ウエストゲートパーク)』の頃と何も変わりません。42歳の思い出にさせていただきます」とコメントした。

 脚本の宮藤は「僕にとっては長瀬くん自体が、連載少年マンガの主人公のような存在です」と話し、『長瀬くんと次やるなら、プロレスラーが親の介護をするホームドラマがいいです』。こんな提案を受け入れてくれるプロデューサーは磯山さんだけだし、なんの疑問も持たずに肉体作りに励んでくれるのは長瀬くんしかいません」と厚い信頼を寄せる。

 磯山プロデューサーは「このドラマは、長瀬くんと長期にわたって相談してきた企画であり、彼本人の思いもたくさん詰まっています。宮藤くんとは、とにかく『現時点での長瀬智也の最高傑作を作ろう!』とずっと話し合って来ました。前代未聞の設定ですが、『家族っていいな』と思える王道のホームドラマを目指しております」としている。

■コメント全文

<主演・長瀬智也>
2021年1月期の金曜ドラマ『俺の家の話』で主演をやらせていただくことになりました。
そして、磯山プロデューサーと宮藤さんと11年ぶりにタッグが組めて幸せに思います。
演じる気持ちは『IWGP(池袋ウエストゲートパーク)』の頃と何も変わりません。
42歳の思い出にさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

<脚本・宮藤官九郎>
長瀬くん、磯山プロデューサーと、またドラマが作れる。こんなにうれしいことはないです。
僕にとっては長瀬くん自体が、連載少年マンガの主人公のような存在です。
まだまだ描ける、いくらでも描ける、描きたいと思わせてくれる。
落語好きのヤクザ、恋愛体質の刑事、地獄の鬼。
どんな無理な設定でも、絶対面白くしてくれる。
「長瀬くんと次やるなら、プロレスラーが親の介護をするホームドラマがいいです」
こんな提案を受け入れてくれるプロデューサーは磯山さんだけだし、
なんの疑問も持たずに肉体作りに励んでくれるのは長瀬くんしかいません。
もう俺の頭の中では始まってる『俺の家の話』ですが、放送は1月からです。

<プロデューサー・磯山晶>
宮藤官九郎さんと長瀬智也さんとドラマを作ることは、とてもワクワクして、とても刺激があって、それでいてホーム感があふれる私のライフワークです。またその作業に入れることがうれしくてたまりません。このドラマは、長瀬くんと長期にわたって相談してきた企画であり、彼本人の思いもたくさん詰まっています。宮藤くんとは、とにかく「現時点での長瀬智也の最高傑作を作ろう!」とずっと話し合って来ました。前代未聞の設定ですが、「家族っていいな」と思える王道のホームドラマを目指しております。是非、期待してください。

 金曜ドラマ『俺の家の話』は、TBS系にて2021年1月より毎週金曜22時放送。