ジャニーズ所属「ふぉ~ゆ~」が2020年は全員で「M-1」に参戦!優勝宣言?

2020年9月20日

おたくま経済新聞

 「M-1グランプリ2020」に、ジャニーズ事務所所属のアイドルグループ「ふぉ~ゆ~」から2組の出場が決定。

 その2組とは、2019年初出場で3回戦まで駒を進めた「つ~ゆ~」(福田悠太さん・辰巳雄大さん)と、2020年新たにコンビを結成した「おつゆ」(越岡裕貴さん・松崎祐介さん)。彼らの「M-1グランプリ」挑戦への思いなどが公式YouTubeで公開されています。

 「M-1グランプリ2020」出場を決めた、「つ~ゆ~」と「おつゆ」の挑戦への思いや稽古の様子などは、公式YouTubeで公開されますが、9月30日に放送されるニュース情報番組「キャスト」(関西ローカル)でも紹介されるとのことです。

 2019年の1回戦を終えた時点で、早くも2020年のエントリーを決めていた「つ~ゆ~」。2020年の挑戦への迷いは「なかったです」と語る辰巳さん。「今年のはじめには『M-1のスケジュールはどうなってますか?』と聞きました。事務所は迷ったかも」と笑っていました。相方の福田さんも「つ~ゆ~としてはまったく迷いはなかったです」とキッパリ。

 辰巳さんは「昨年出場したことが本当に楽しかったし、同時にくやしかった」と話し、「ふだん僕たちは舞台を中心に活動しているんですが、種類は違えど笑いを取ることに快感を覚えてしまっている4人なので。日々笑いだけに特化して、本気で笑いを取りに行っている人たちにまざってやらせてもらう、あのピリピリした感じはなかなか味わえない感覚だったし、僕たちも本気で挑んだので本当にくやしかったんですよね。そんな去年の経験を活かしたいという思いがありました」と語りました。

 今年の目標は「優勝です!」と力強く宣言した福田さん。優勝賞金の1000万円については、「いまいるこのビル(高層階)から都内に向かって撒きます」と言うと、辰巳さんに「ジョーカーかよ!どういうこと!?」と突っ込まれていました。

 さらに、辰巳さんから「福ちゃんは、事務所の後輩をごはんに連れて行って『おごるよ!』と言ったのに、伝票を見た後輩に『大丈夫ですか……?』と言われた男なので」と暴露されると、「撒かない方がいいかな……?」と、気持ちが揺らいでいました。

 また、話題が「おつゆ」に及ぶと、福田さんは「僕らはジャニーズに後輩がいますが、こうして『おつゆ』という漫才での後輩もできて。ジャニーズにはM-1に出たいという人間がまだまだたくさんいるんですが、漫才では僕らが一番先輩ですから」とコメント。

 2019年のネタで、事務所の先輩であるKinKi Kidsを「KinKi Kids兄さん」と呼んでいましたが、「おつゆ」の2人に「つ~ゆ~兄さん」と呼ばせるのか?聞かれた福田さんは、「はい!」と即答。「ジャニーズの枠を飛び越えて、こういう活動をしていくので、そこはしっかりしていきたいと思っています」と語りました。

 一方「おつゆ」の2人は、M-1初挑戦を決めた理由について、「昨年(2019年)、つ~ゆ~のM-1挑戦を応援しているうちに、だんだん僕らも出たいなと思えてきて」と話した越岡さん。「昨年末にふぉ~ゆ~のエンタメショーがあったんですが、つ~ゆ~の2人が舞台袖でネタ合わせをしていまして、その時間を埋めるために、『僕らも即興漫才しようぜ!』となったんです」と告白。

 「自分たちのファンの方の前なので、その漫才がウケちゃいまして。それで楽しくなってしまって」と越岡さんが振り返ると、松崎さんも「オールスタンディングで拍手!だったよね」と回想していました。

 「おつゆ」というコンビ名は、エンタメショーでやったアドリブ漫才で、「ど~も~!」と舞台に出たときに、とっさに出てきたのだとか。越岡さんは「むこう(福田悠太さんと辰巳雄大さん)が『つ~ゆ~』で、僕ら(越岡裕貴さんと松崎祐介さん)も、『ゆ~』が2つなんですが、つ~ゆ~にはできない。となると、『お』をつけたらかわいいんじゃないかと」と、由来について紹介していました。

 すると、松崎さんが「ひらがなでね!かわいいしキャッチーだなって……ね!」と話しかけたため、「ね!って友達としゃべってるんじゃないんだぞ」と、越岡さんが笑いながら突っ込んでいました。

 そんなやり取りを見ていた「つ~ゆ~」の2人。辰巳さんが小声で「ヤバいぞ福ちゃん。強力なライバルが現れた」と話しかけると、福田さんは「いや、ああいうのは実際にステージに立つと全然ダメだから大丈夫よ」と返していました。

 後輩のおつゆに対してアドバイスは、「絶対にしないです」とぶっちゃける福田さん。「いやいや兄さん方~」(越岡さん)「1個くださいよ~」(松崎さん)と、「おつゆ」の2人に言われると、「伝えたいことならある」と辰巳さん。

 「会場の楽屋の空気、マジですごいからな。今みたいな感じではいられないから。すぐ横でも後ろでも芸人さんたちがネタ合わせをしていて。トイレでもぶつぶつ練習していたりするし、もうすっっっごいんだから!」と、舞台裏を2人に教えていました。

 また、「ずっと綱渡りで歩いてるくらいのピーン!としたドキドキ感。それで自分たちの出番が近づいたら、5組くらいの芸人さんと舞台袖で一緒に並んで、その中で僕らも練習して。あの緊張感はジャニーズでもなかなか味わったことがない」と振り返っていました。

 それを聞いた松崎さんは「ロケット鉛筆みたいな感じ?舞台袖のロケット鉛筆」と例えると、越岡さんが「押し出されなきゃ出て行かないけど!まぁこれまでの例えの中では一番よかったよ」と話していました。

 話題が、1回戦に向けてのネタの進み具合に及ぶと、つ~ゆ~の福田さんは「僕らは昨年M-1に挑戦した後もネタをやらせていただく機会があったんです。その時に『このままじゃいけない』と思って。今年はいろいろとリニューアルさせたいなと考えてます。これで上に行けなかったら、引退も考えなきゃいけないなと。M-1生命をかけて挑みます」と、熱く決意表明。

 それに対し、初舞台となる、おつゆの松崎さんは「そうですね。負け戦にはならないように」と語ると、越岡さんも「勝ちに行くってことね。僕は関西人なので関西弁で行こうと思っています。関西弁のツッコミと、このへんてこなキャラクター(の松崎)で。わりとちゃんとした漫才になると思います」と話していました。

 最後に、福田さんが「ジャニーズ事務所を背負って、優勝したいと思います!」と力強く意気込みを語ると、辰巳さんは「でっけぇ!」と言いつつも、「この自粛期間でふだんのように舞台に立てず、人に楽しんでもらうことにすごく飢えている部分があるので、その気持ちを思いっきりぶつけたいです」と語り、「僕らは『つ~ゆ~』として、ジャニーズとして初めてM-1にチャレンジしたという誇りがあるので、昨年の自分たちを越えられるように、そして今年のM-1にふぉ~ゆ~4人でジャニーズ旋風を巻き起こしたいと思っています」と訴えていました。

 おつゆの越岡さんは「僕らおつゆはチャレンジャー。失うものがないので、やるからには……せーの!」「優勝!」(越岡さん、松崎さん)と息ピッタリ。そして、松崎さんは「緊張はすると思いますが、その緊張を楽しみに代えて、今している会話のようにラフな感じで舞台に立てればと思っています」と話していました。

 さらに、「『ジャニーズのふぉ~ゆ~って知ってる?あいつらお笑いすごいんだぜ!』と言ってもらえるような、ふぉ~ゆ~にとってプラスになるものにできればと思っています!」と、意気込みを語っていました。

情報提供:吉本興業/朝日放送テレビ

(佐藤圭亮)