2020年1月29日
オリコン
創通とBANDAI SPIRITSは29日、東京・お茶の水のJFAハウス バーチャルスタジアムで行われた会見で人気アニメシリーズ『機動戦士ガンダム』の40周年プロジェクトの一環でJリーグ及びJリーグクラブとガンダムがコラボすることを発表した。ガンダムが昨年のNPBに所属するプロ野球12球団、ハローキティに続き、今年も異例のコラボを実現させた。
発表されたキービジュアルではJリーグのロゴカラーに彩られた黒いオリジナルデザインのガンダムがボールとなった“ハロ”を使い、豪快なドリブル突破でザクを華麗に抜き去っている。さらに、Jクラブのマスコットたちもビームサーベルやビームライフル、ビームナギナタなどを持ったビジュアルも公開。クラブカラーがトリコロールの横浜・Fマリノスはガンダム、赤の浦和レッズはシャア専用ザク、カメのニータンがマスコットの大分トリニータはズゴックと各クラブに合わせた仕様となっている。
さまざまな商品も展開する。2月8日にはキービジュアルに描かれているオリジナルデザインのガンダムのガンプラ『HG RX-78-2 ガンダム JリーグVer.』、同じくキービジュアルに登場するサッカーボール仕様のハロのプラモデル『ハロプラ ハロ JリーグVer.』を発売。さらに、春頃にはJリーグのイメージと世代をリンクさせ、21世紀に放送された『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』『機動戦士ガンダム00』『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の主役ガンダム5種類をベースに全20クラブのクラブカラーで彩られたガンプラを販売する。
また、Jクラブのマスコットたちを起用したTシャツやタオルなどの商品展開する予定。さらに、4月以降、各スタジアムでガンダムデーを開催し、サポーターにガンダムの魅力を発信する。
創通の難波秀行社長は「このようなコラボレーションができることを、うれしく光栄に思います」としみじみ。北海道から沖縄までクラブがあることから「地域でより深く知ってもらう機会」とコラボ効果に期待していた。企画した創通の田村列常務取締役は経緯について「プロ野球のときに『今度はJリーグさんとやれたらいいね』という声がうちうちにあった」と説明した。
会見にはゲストとして元サッカー日本代表の名波浩氏も登場。特別映像も視聴。名波氏は「躍動感のあるガンダムがきれいにシュートを決めた。ドリブルはぎこちなかったですけど」と笑顔を見せた。20クラブのガンプラを見た名波氏は「ダサいなというのがない。カッコいいですね。子どもと一緒に組み立てたい」と心を踊らせていた。