2020年7月25日
FNNプライムオンライン
東京都では、毎週木曜日に感染者数が大幅に増える傾向が明らかになっている。
緊急事態宣言解除後の都内の感染者数の推移。
グラフの赤色で示したのは、いずれも木曜日で、3週間前の7月2日に100人を超え、2週間前に200人を上回った。
そして先週の16日、250人を超え、23日は366人を数えた。
東京都では、PCR検査の検体採取から感染確認まで、3日程度かかっている。
週末の休みが明けて、医療機関が開き、検査の検体採取が多くなる月曜の分が、木曜の発表分に主に反映されるため、木曜日の感染者の数が多くなる。
7月に入って、「検査数」だけでなく、その中の感染者の割合を示す「陽性率」も上昇していて、東京都のモニタリング会議に出席する専門家の医師は、「PCR検査を積極的に行っている影響だと考える」とする一方、「感染経路がわからない人が増える傾向が続いている」と強い警戒感を示している。