2020年6月26日
ココカラネクスト
最近体重が増えて・・・
そろそろ薄着に備えて・・・
そう思ったときに手軽に始められる運動の代表であるランニング。
ランニングには、脂肪燃焼効果、健康体力の増進、リフレッシュ、自律神経の調整などの効果があり、様々な目的で実践されていると思います。
しかし、ダイエット・減量目的で行うならランニングはおすすめではありません!
ランニングよりもウォーキングの方がダイエット効果は高いのです。
今回はダイエット効果が高いウォーキングについて説明をしていきます。
ランニングとウォーキングの違い
ランニングとウォーキングはどちらも酸素や脂肪をエネルギーとして使う有酸素運動にあたります。
強度の高いランニングの方が消費カロリーが多く、ダイエット向きと思われがちですが、エネルギーよりも脂肪がどれだけ使われるかがポイントになります。
消費カロリー=脂肪燃焼ではないことを覚えておいてください。
脂肪を燃やす運動は有酸素運動とわかるように脂肪燃焼には酸素が必要です。
特に運動初心者はランニングから始めると、心拍数は上がり、呼吸も乱れやすく、長続きできません。
呼吸が乱れてしまうと、体内に充分な酸素を取り込む事が出来ないので、脂肪燃焼の効率が低下します。また、呼吸が乱れるほどの運動強度だと脂肪よりも糖が優先的にエネルギー源として使われるため、脂肪燃焼の効果が少なくなってしまいます。
ウォーキングはランニングに比べて運動強度が低い分、運動初心者でも心拍数や呼吸が乱れにくく、酸素を体内に取り込み続ける事ができます。
ウォーキング程度の軽い運動の方が、効率よく脂肪を燃焼させる事が出来るということです。
ランニングやウォーキングをすると足が太くなる?
ランニングやウォーキングを勧めるとよく「足が太くならない?」という質問をいただきます。
結論から言うと太くなりません!
その理由は、ランニングやウォーキングは有酸素運動であり、低~中強度の運動を長い時間続ける運動様式です。
運動様式によって体につく筋肉の種類が変わります。
筋肉は速筋と遅筋の2種類があります。
速筋は、「白筋」とも呼ばれ、特徴は糖を主なエネルギー源にしており、瞬発的に大きな力を出すことができるのが特徴です。
しかし、疲れやすいため何度も大きな力を発揮することはできません。
速筋は強い力を発揮するために太くなりやすい筋肉であり、筋トレのような無酸素運動で鍛えることができます。
一方、遅筋は、「赤筋」とも呼ばれ、脂質を主なエネルギー源にしており、酸素を効率的にエネルギーとするミトコンドリアが多く含まれているのが特徴です。
瞬発的に大きな力を出すことはできませんが、持続的に力を発揮する持久力があります。
また、筋力は筋肉の太さに比例するため、遅筋は太くなりません。
参考文献「石井直方の筋肉まるわかり大辞典」
このようなことからランニングやウォーキングは遅筋を発達させる運動であり、筋肉は太くならないと言えます。
駅伝やマラソン選手に足が太い選手はいませんよね?
遅筋を使う運動を続けると体は運動の種類に合わせて反応するのです。
ただし、先天的に速筋を多く持っていると、速筋が遅筋に変わるということはないため先天的な足の太さは変わりにくいと考えられます。
以上の事からこれからダイエットを始めようと思っているならウォーキングをおすすめします。
1日の中にウォーキングをする時間を確保しないといけないと思って、なかなか習慣化できない人もいるのではないでしょうか。
まとまった時間を確保する必要はなく、ある研究では、隙間の時間に短い時間でも有酸素運動をこまめに行うことで体脂肪が減るという結果が出ているそうです。
1回の運動が5~10分だけでも大丈夫なのです。
忙しい日々の中に運動の時間をたくさん確保するのではなく、毎日こまめに継続していくことが最大のポイントです。
隙間時間に歩く事から始めていきましょう。
[記事提供:JITANBODY 整体院(時短ボディ)(http://jitanbody.com/)]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。