嵐 3年後に活動再開か「このまま終われない」と大野の変心

2020年6月24日

女性自身

「5月に行われる予定だった国立競技場でのライブは延期が決定し、秋ごろに実施する方向で調整しています。しかし、新型コロナウイルスの第2波がいつやってくるかもわからず、実現の見通しはいまだに立っていないそうです」(イベント関係者)

コロナ禍による緊急事態宣言が解除され、以前の日常を取り戻しつつある日本。しかし、今年いっぱいでの活動休止を発表している嵐の“完全復活”はまだ先のようだ。

「5人全員で出演するレギュラー番組『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)と『VS嵐』(フジテレビ系)はリモート収録が続いています。いまだスタジオにメンバーがそろうことはないそうです。今後については、リモート会議で相談しているといいます」(テレビ局関係者)

4月の中国・北京での公演中止、NHKでスペシャルナビゲーターを務める予定だった東京オリンピック・パラリンピックは’21年夏への延期が決定と、思い描いていたラストイヤーがままならない嵐。

それだけに、“活動延長待望論”が日に日に高まっている。

「3月の会見でNHKは嵐のナビゲーター継続について『現時点で変更ということは考えておりません』と、’21年の活動継続に含みを持たせました。ファンからも『お願いだから1年延期してほしい』といった声が殺到しているそうです」(スポーツ紙記者)

しかし、リーダーの大野智(39)は延長に消極的なようだ。

「自粛生活中、大野さんは自宅にこもって絵を描いたり、親交があるTOKIO・松岡昌宏さん(43)主演のドラマ『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)を楽しみに見ていたそうです。かつてないほどゆったりとした時間を過ごすなかで、改めて今後についても真剣に考えたようですが、活動休止を延長する考えはないといいます」(音楽関係者)

6月16日、嵐はオンライン配信ライブに出演。3カ月ぶりの無観客ライブではキレのあるパフォーマンスを見せていたが……。

「嵐の活動休止は大野さんからの『自由に生活してみたい』という申し出を受けて、メンバーも“リーダーのためにも一度休もう”となったことで決まりました。休止を提案した当初は、けじめとしてジャニーズ事務所をやめることも考えていたそうです。

また来年以降は南の島でゆったりと暮らす計画もあるようで、昨年1月の会見では活動再開時期については『わからない』と明言を避けていました。配信ライブも、今年いっぱいでの活動休止を心に決めているからこそ、思い切りできたそうです」(前出・音楽関係者)

これまでもたびたび「5人じゃなければ嵐じゃない」と強調してきた嵐。このまま大野の復帰のめどが立たないまま、グループの活動は終わってしまうの。しかし、大野が活動延期を固辞する裏にはある“計画”があった。3年後の活動再開に向け、水面下で動いているというのだ。

「思うような活動ができていませんが、“今できることを精いっぱいやって駆け抜けよう”とメンバー間で話し合っているそうです。そうは言っても、完全燃焼とは言えず、楽しみにしていたファンにも申し訳ないという気持ちも強い。

そこで、3年後の’23年に、嵐のデビュー25周年イベントで再集結するという話が持ち上がっているそうです。本来ならもっと触れ合えるはずだった多くのファンに改めて感謝の気持ちを伝える計画を立てているといいます」(前出・音楽関係者)

再集結に積極的な姿勢を見せているのが、ほかならぬ大野だというのだ。

「ここ最近の大野さんは、嵐の活動にもかなり前向きです。自粛期間中にメンバー全員で紙芝居を配信した際には、『みんなで変装してやろうよ!』と、打ち合わせ時に自ら意見を出していたそうです。7月に発売される新曲『カイト』のジャケットに大野さん直筆の絵画が使用されるのも、彼なりのファンへの“恩返し”のようです。3年後の活動についてもファンを喜ばせる企画をメンバーに提案しているといいます」(前出・イベント関係者)

一時期は事務所退所すら考えた大野の“変心”。そこには大野の新たな決意があった。

「イベントが相次いで中止になり、ファンも悲しい思いをしていることで、大野さんには『自分が活動休止を言い出さなければ……』と休止に対する責任感を感じていたようです。『このままでは終われない……』という思いも心のどこかにあったといいます。

そんななか3年後の、“25周年に活動再開”という新たな目標ができたことで、大野さんの気持ちも楽になったそうです。そのときまで『今までできなかった経験をして、3年後にパワーアップした姿で嵐を復活させよう!』という思いなのでしょう」(前出・音楽関係者)

大野が決意した“メンバーへの約束”は、グループにも好影響を与えているようだ。

「各メンバーは、活動休止を“個々のスキルアップ”と位置づけ、再開に向けたモチベーションが高まっているそうです。現状では、新たな大規模ツアーなどを年内に行うのはかなり難しいです。

そこで、25周年イベントで改めてツアーや国立競技場でのライブを開催する計画もあるといいます。ライブ演出を担当する松本潤さん(36)はすでに演出案をいくつか考えているそうです」(前出・イベント関係者)

活動休止会見では、相葉雅紀(37)の「デビューのときに世界中に嵐を巻き起こしたいと言って20年、まだ巻き起こせてないので、リーダーが同じ方向を向いたときには」という言葉を受けて、「巻き起こします」とキッパリ宣言していた大野。

’23年、“過去最強の嵐”を率いた大野の姿がステージで見られることだろう――。

「女性自身」2020年7月7日号 掲載