2020年4月18日
HOMINIS
今年の1月に、ジャニーズ史上初となる2グループ同時のデビューを果たしたSixTONESとSnow Man。”ストスノ”として親しまれるこの2グループは、仲間であり、同時にライバル。互いに切磋琢磨し合うグループの関係性は大きな話題を集めた。
ジェシー、京本大我、松村北斗、高地優吾(※「高」は正しくは「はしご高」)、森本慎太郎、田中樹の6人によるSixTONESは、誰がどこにいるか一目で分かるようなそれぞれの個性が立ったダンスや、ラップパートなどワイルドさとクールさを併せ持ったパフォーマンスが持ち味。しかし、ステージを降りれば、男子学生のようなノリの親しみやすさがあり、そのギャップもまた魅力の一つだ。
一方、岩本照、深澤辰哉、ラウール、渡辺翔太、向井康二、阿部亮平、目黒蓮、宮舘涼太、佐久間大介の9人で構成されるSnow Manは、メンバー全員がアクロバットを得意としている。9人の動きがピッタリ揃ったダイナミックなパフォーマンスが特徴。最年少のラウール(16歳)や目黒(23歳)以外のメンバーは、20代後半中心ということもあり、実力者揃いのグループだ。
■CDデビュー前から築き上げていた両グループの関係性
そんな特色のある両グループは、2015年の舞台「少年たち 世界の夢が…戦争を知らない子供達」で共に主演として名を連ねていた。ジャニーズJr.時代から築き上げていたその関係性は、4月24日(金)にWOWOWプライムにて放送される『映画 少年たち』でも窺うことができる。
1969年の初演以来、何度も上演が重ねられてきた、ジャニー喜多川が企画・構成・総合演出を務めた舞台「少年たち」を初映画化した本作。少年刑務所を舞台に、複雑な過去を持つ少年たちが、時に衝突しながら友情を育んでいくミュージカルで、SixTONESとSnow Manを筆頭に当時の東西のジャニーズJr.たちが豪華共演を果たしている。
■それぞれのメンバーがハマり役で個性を発揮!
SixTONESとSnow Manの面々が演じたのは、刑務所内で対立し、衝突を繰り返している「赤房」「青房」という2つグループのメンバーたち。赤房のリーダーである硬派な男・ジョーを普段のコミカルな一面を封印したジェシーが演じているほか、男気のある青房のリーダー・コウタを岩本が迫真の演技で体現していたりと、それぞれがハマり役で存在感を発揮している。
その2グループのぶつかり合いを「黒房」(関西ジャニーズJr.)が、静観するという日々が続く中、赤房に新入りのジュン(京本)がやってくるが、彼は誰にも心を開こうとせず一人で日記を書くばかり。さらに、暴力で少年たちを支配しようとする冷酷な看守長・中林(横山裕)が赴任してくると、ある事件が起こってしまい…と物語が展開していく。
■さすがのパフォーマンス!冒頭から魅力全開
若さゆえの反抗や葛藤、青春のきらめきを体現した丁寧な演技もさることながら、圧巻はパフォーマンス力を活かした冒頭のダンスシーン。8分間にも及ぶこのシーンは、1カメラ、1カットで撮影されており、メンバーが次々と入れ替わりながら、キレのあるダンスを披露。舞台さながらのミスが許されない緊張感が漂っており、完成度の高さには驚かされることだろう。
日に日にその姿を見る機会が多くなり、勢いを増している今こそ、CDデビュー前の彼らの姿はある意味貴重だ。この作品がなぜファンから熱烈に支持されたのか――画面に充満している熱気に触れるだけでも、その理由が分かる気がする。
文=HOMINIS編集部
放送情報
映画 少年たち
放送日時:2020年4月24日(金)21:00~ほか
チャンネル:WOWOWプライム
※放送スケジュールは変更になる場合があります。