運動不足には「ラジオ体操」が最強だった。40歳の体に嬉しい変化が…

2020年6月9日

女子SPA!

 皆さんは、長かった巣ごもり中に何を一番不便に感じましたか? 私はなんといっても運動不足です。ただでさえライターという職業柄、通勤などで外出する率が少ないこの体。取材の機会が減って、体を動かす機会はさらに減りました。

◆YouTubeのエクササイズ動画は続かない

 そんな在宅労働者にとって自宅でできるエクササイズは頼もしい味方。私も色んなYouTube動画を漁って、実行してみようと試みました。自宅で10分でできるらしい筋トレやダンス……どれも「簡単」と銘打たれており、これなら私も続けられるかも、そんな淡い期待は開始1分で吹き飛びました。

「あんな複雑怪奇な動き、運動経験もない四十路のBBAができるかいっ!!!」そりゃ、普段からそこそこ運動している人やリズム感のある人なら簡単でしょうよ。でも、ヨガ教室ですら動きについていけず泣きべそかいて即退会した私には無理です!

 過去に唯一続けられた運動も、ウォーキングと踏み台昇降のみ。手と足を前に出す動きさえ可能なら、これぞ誰だってできる運動だぞこらぁ!!

 そんな私が辿りついたガチで簡単に、誰でも、どこでもできる運動がありました。

◆四十路には「ラジオ体操」が最強だった

 そう、「ラジオ体操」。

 日本国民であれば、細胞レベルで身についているに違いないあの体操。これが想像を絶するほどに良かったんです。うっすらと「ラジオ体操を大人になった体でしっかり行うと、そこそこ体力使う」という噂は聞いておりましたが、まさかここまでとは。

 草なぎ剛もYouTubeで推奨するわけですよ。

 そこで今回は、私の毎朝のルーティンとなっているこの「ラジオ体操」がどれほどまでに素晴らしいか、とくと語らせていただきます。

◆肩こりに超効く「ラジオ体操第一」

 ラジオ体操は第一と第二に分かれています。第一は「3分13秒」あり、体操の種類は全13種。主に血行や肩こりに効く動きが多いのが特徴です。背伸び、腕を振って足の曲げ伸ばし、体を曲げるねじる回す、胸をそらすなどなど。とにかく全身をまんべんなく動かせるように考えられているのです。

 私は慢性的な肩凝りを患っており、マッサージなどにいくとセラピストさんから「ひっ!」と恐怖に慄いた声を挙げさせることも多々あるレベルの重症です。それが、ラジオ体操を始めて約2か月強。今は夫からも「肩の揉みがいが無くなった」と言わしめるほど柔らかくなりました。

 先日、馴染みのセラピストさんに久しぶりに揉んでいただいた時も「何があったんですか!」と驚愕されたほどです。ちなみに、長時間の執筆が原因となっていた腰痛もかなり軽減しています。

◆「ラジオ体操第二」で基礎代謝アップ!

 そして、どちらかといえばマイナーと思われる第二の方。こちらは「3分8秒」で13種の運動を行うものです。筋力と内臓の強化に効くとのことで、基礎代謝アップも期待できるとか。腕を大きく開き、曲げ伸ばし、体をねじり反らし、跳んで全身を揺らしたり駆け足運動をしたり。第一に比べるとダイナミックな動きが多いようです。

 私はラジオ体操終わりに踏み台昇降運動も併せて行っているのですが、第二の後だと足が高くあがるし、汗の代謝が良くなるしで良いことづくめ。ダイエット効果もかなり高い運動なのではと睨んでおります。

 緊急事態宣言も解かれ、徐々に外に出る機会が増えてきた今日この頃。それでも自粛期間中に私の健康を支えてくれたといっても過言ではない「ラジオ体操」への恩義は忘れません。今後も習慣として続けることを誓いつつ、改めて皆さんもラジオ体操の素晴らしさを見直してみてはいかがでしょうか。

<文/もちづき千代子>

【もちづき千代子】
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。度を超したぽっちゃり体型がチャームポイント。

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