日比谷線の新駅「虎ノ門ヒルズ」開業 トンネルの壁撤去

2020年6月6日

朝日新聞デジタル

 東京メトロ日比谷線の新駅「虎ノ門ヒルズ」(東京都港区虎ノ門1丁目)が6日に開業した。

 日比谷線に新駅ができるのは、中目黒と北千住を結ぶ全線が開通した1964年以来、56年ぶり。

 新駅は、霞ケ関駅と神谷町駅の間にあり、トンネルの壁を撤去してホームが造られた。霞ケ関駅からは約800メートル、神谷町駅から約500メートルで、国道1号と環状2号線の交差点付近の地下に位置する。

 駅名は、周辺で進んでいるまちづくりの中核となる超高層ビルにちなんで付けられた。近くにある東京メトロ銀座線の虎ノ門駅とは地下通路でつながっており、約7分で乗り換えることができる。

 今夏に予定されていた東京五輪・パラリンピックの開幕前の開業を目標に工事は進められた。今後も、2023年には地下2階にコンコースを整備し、隣り合う再開発ビルの広場とつなげる予定だ。それに伴い、改札も現在の地下1階から地下2階に移る。(一條優太)