2020年6月4日
J-CASTニュース
「NEWS」の手越祐也さん(32)について、「見直した!」とする声がネット上を席巻している。
ひとり親家庭に、ボランティアで弁当を…
きっかけは2020年6月3日にNEWSポストセブン、そしてこのJ-CASTニュースが報じた「ひとり親家庭への弁当配達」活動。
報道によると、手越さんは2日夕方、シングルマザーとその子供たちに弁当を無償で配布するボランティア活動に励んでいたとのことで、これを知った人々から「例え売名だろうが、好感度稼ぎであったとしても簡単に出来ることじゃないですね」といった声が続々と上がっているのだ。
手越さんといえば、5月26日に所属先のジャニーズ事務所から、「すべての芸能活動の自粛もやむを得ない」として芸能活動を休止させる処分を受け、現在は謹慎中。その理由は、全国で緊急事態宣言が発令されていた4月下旬にファンの女性たちと共にパーティーを開いていたほか、5月23日には緊急事態宣言が続いていた東京都内で、六本木のラウンジやバーをはしごしていたことが明らかになったためだ。
このため、処分が下った26日以降、手越さんへの世論は夜遊びが週刊誌に報じられて以降、より一層厳しいものに。「人命が掛かってるこの時期に何度も遊びに出ていたって言うのがマジでアカン」といった、行動が実に軽率なものだったとする批判がネット上にあふれた。
「弁当宅配のやつ感動しちまった」
しかし、今回の弁当配達のニュースが報じられてからというもの、ネット上には前述のものを始め、「弁当宅配のやつ感動しちまった」といった手越さんへの称賛が続々。また、「手越は真剣に困ってる人のこと思って弁当配達しててその癖パーティーしてるから面白いねんぞ」と、「失点」の原因となった夜遊びを絡めつつ絶賛するツイートも見られるほどだ。
さらに、手越さんの活動休止のきっかけとなった、4月下旬のパーティーと5月23日の夜遊びを報じた「週刊文春」にも論調の変化があった。
6月11日号(4日発売)に掲載されているのは、「NEWS手越祐也 直撃30分『文春にも一言言いたい』」との見出しの手越さんへの直撃インタビュー。5月30日に六本木のレストランから出てきたところを直撃したという文春の記事では、手越さんが23日の夜に出席した問題の酒席で、新型コロナウイルスの流行後の芸能界について真面目に語っていたとする出席者の話を紹介するなど、直撃取材という「強襲」をかけながらも手越さん側の主張も盛り込んでおり、手越さんに配慮した上での論調で報じているのだ。
弁当配達の一件で手越さんについての世論が柔らかくなってきたところで、「逆文春砲」とも言えそうな記事が飛び出してきたこの状況。これらが相互作用すれば、一旦は崖っぷちに追いやられた手越さんがまさかの「復権」を果たす日が、もしかしたらやってくるかもしれない。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)