2020年5月16日
毎日新聞
群馬県のマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」の着ぐるみ貸し出しが今年9月末で終了する。キャラクターイメージの維持が目的で、10月以降は県をPRするイベントなどを対象に、原則無料で県から「本物」のぐんまちゃんが派遣される。
県メディアプロモーション課によると、着ぐるみの貸し出しは2000年からスタート。有料で、19年度の貸し出しは790件だった。
しかし、着ぐるみの中に入る人の体格によって、既定のシルエットが崩れるなど、本来とは懸け離れたぐんまちゃんが散見された。県はぐんまちゃんのイメージである「かわいらしさ」を維持するために、貸し出しを中止。10月以降は「ぐんまちゃんキャラバン」として、県から「本物」を派遣することを決めた。
派遣対象となるのは、原則として県のPRや県産品の販路拡大などを目的とするイベントで、結婚式などの個人的な行事などでの利用は対象外。派遣費用は無料で、7月から県の電子申請受付システムで受け付けする。
同課によると、ぐんまちゃんは「早くみんなに会いたい」と身支度を調えているという。【妹尾直道】