USJ、任天堂新エリアの新技術など発表 600億円超投入

2020年1月14日

産経新聞

 テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市此花区)の運営会社は14日、今夏の開業を予定する任天堂ゲームがテーマの新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」で、スマートフォンとウエアラブル端末を使ったアトラクションを導入すると発表した。

 新エリアでは、スマホの専用アプリとUSJで購入できるバンド型のウエアラブル端末を連動させ、コインやアイテムを集めるなどして客同士が競う。ゲームのキャラクターになったかのような体験ができるという。

 この日、記者会見した同社のジャン・ルイ・ボニエ代表取締役最高経営責任者(CEO)は「これまでにない次世代テーマパークの体験ができる」と述べた。2月には米ニューヨークで参加型のPRイベントを開き、訪日客の呼び込みを図る。東京五輪開催前に開業する計画だ。

 USJは、「ハリー・ポッター」エリア効果などで平成28年度に来場者数1460万人と3年続けて過去最多を更新。任天堂エリアには過去最高の600億円超を投じた。