シャープが自社サイトでマスク販売 公式ツイッターは「ちょっとお高い点もすみません」

2020年4月20日

東スポWeb

 家電大手の「シャープ」は、21日から自社サイトで不織布マスクの販売を開始する。価格は50枚入り2980円(税別)で、別途送料660円がかかる。1人1箱限定で、購入後3日間は再購入不可。無料の会員登録が必要となる。

 政府の要請を受け、同社の三重工場で生産されたもので、価格は現在、市場に流通し始めた中国製品と同程度だ。この工場では同社の売りである液晶パネルを生産しており、最先端のクリーンルームを備えている。

 同社のツイッターでは「ちょっとお高い点もすみません。くわしいことは私も教えてもらえなかったのですが、さまざまな事情や要因を考え、この値段に決めました。私も長らくこの会社で働いているのでわかりますが、決してぼったくるための値段ではないことは、申し添えておきます」と説明している。

 すでに先月末から政府向けに製品を納入しているが、個人向けに販売を拡大する。生産設備を充実させ、1日50万枚の生産を見込む。

 当たり前だが、先月15日からマスクの転売は法律で禁止されている。送料を含めて購入した値段より不当に高く転売すれば、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられるので要注意だ。

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