西島秀俊&内野聖陽…映画で再び「きのう何食べた?」昨年放送テレ東系ドラマ

2020年3月27日

スポーツ報知

 俳優の西島秀俊(48)と内野聖陽(51)がダブル主演を務めた昨年4月期のテレビ東京系ドラマ「きのう何食べた?」が映画化されることが26日、分かった。ドラマに続き、中江和仁監督がメガホンを執り、来年公開される。

 原作は累計発行部数700万部以上(電子版含む)を記録している、よしながふみ氏の人気漫画。西島が演じる筧史朗、内野が演じる矢吹賢二は2LDKで同居し、「シロさん」「ケンジ」と呼び合う恋人同士。2人が食卓で日々の出来事を語り合う温かな関係性が、女性を中心に熱烈な支持を受けた。一時、ツイッターの世界トレンド1位となり、見逃し配信が100万回以上の再生を記録するなど深夜ドラマとしては異例の大ヒットとなった。

 映画化が決まり、西島は「ケンジや仲間たちとの再会が今からとても楽しみです。スクリーンでより丁寧に、2人の温かく優しい生活をお届けしたいと思います」と語り、内野も「テレビドラマで育ってきた『きのう何食べた?』がスクリーンに乗る日が来ようなんて! うれしいの一言につきます。ケンジの愛が銀幕の中で暑苦しくならないように、男性同士の愛の生活をより自然体で表現できたら」と意気込んでいる。

 連ドラ最終回の放送終了後には“何食べロス”が続出するなど社会現象を巻き起こすほどの人気ぶり。正月にスペシャルドラマ化され、ついに映画化が決定した。原作者のよしながさんも「ドキドキです! 深夜に放送された30分ドラマのささやかで幸せそうなシロさんとケンジの世界観はそのままに、素晴らしい景色の中で2人がたたずむ美しい映像をスクリーンで見られたら、すてきだなあ」と映画化を喜んでいる。

 ◆深夜ドラマ異例の平均3・1%

 昨年4月期の「きのう何食べた?」は深夜ドラマとしては異例の平均3・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の高視聴率を記録。内容的な評価も高く、コンフィデンスアワード・ドラマ賞の作品賞、主演男優賞(西島、内野)、ギャラクシー賞月間賞、ザテレビジョンドラマアカデミー賞の最優秀作品賞、主演男優賞(内野)、脚本賞、監督賞、東京ドラマアウォード2019連続ドラマ部門の優秀賞、脚本賞など主要ドラマ賞で9冠に輝いた。