2021年8月27日
オリコン
度重なる公開延期を経て、12月24日のクリスマスイブに公開が決定した、「キングスマン」シリーズ最新作『キングスマン:ファースト・エージェント』の新しい予告編が解禁となった。
表の顔は、高貴なる英国紳士。裏の顔は、世界最強のスパイ組織“キングスマン”。スタイリッシュな英国紳士が、ド派手で超過激なスパイアクションを繰り広げる大人気シリーズ。『キングスマン』(2015年)、『キングスマン:ゴールデン・サークル』(18年)に続く最新作では、「世界大戦を止めろ!」というキングスマンにとってのファースト・ミッションを描く。
国家に属さない秘密結社“キングスマン”の誕生秘話は、世界大戦の裏に隠されていた。大戦の最中、人類破滅へのタイムリミットが迫る中、立ち上がったのは、”キングスマン“創設に関わる高貴なる英国紳士のオックスフォード公、そしてオックスフォード公の息子で、正義に燃える若き紳士コンラッド。
解禁となった予告では、世界大戦を仕掛け、世界を意のままに操ろうと目論む闇の狂団を阻止すべく、仲間と共に立ち上がったオックスフォード公とコンラッドが、今なお歴史にその名を残す最強の敵、”不死身の怪僧“ラスプーチンと”血祭り“の激しい戦いを展開する。
ロシアの愛唱歌「カリンカ」にのせて繰り出されるド派手アクション、敵の頭を吹っ飛ばす超過激バトル、キングスマンシリーズに欠かせないユニークなスパイガジェット…。スーツという名の戦闘服を身に纏った紳士が戦闘モードに入った瞬間、華麗でキレッキレの肉弾戦を繰り広げるギャップが光る一方で、ウィットに富んだ英国紳士の粋なせりふがクスっと笑わせる、キングスマンシリーズでしか体験できない唯一無二の怒とうの世界観が“帰ってきた!”とホッとするような、ワクワクするような映像となっている。
■マシュー・ヴォーン監督、シリーズ全3作をつなぐ“共通点”とは?
キングスマンの一員として極秘任務を遂行するハリーと彼にスカウトされたエグジーが世界を揺るがす巨大な陰謀に立ち向かう姿が描かれた『キングスマン』、アメリカの組織と手を結んで任務を決行した『キングスマン:ゴールデン・サークル』、そして、『キングスマン:ファースト・エージェント』のシリーズ全作を手掛たのは、マシュー・ヴォーン監督。
「キングスマンというテーラーの店がそれらすべてをつなぐリンクであるのは確かだ。紳士とは何かというテーマや、『マナーが紳士を作る』、人には優しくといったことは、3作を通して毎回描かれている」と、前2作との共通点について語っている。
さらに最新作について「(過去2作と)異なる点は、本作はより歴史的で、これまでの僕のどの作品においてもやったことのなかった領域を追求しているということだ。試写を観て判明したのは、『キングスマン』が好きな人ならこの映画を気に入るということ、そして『キングスマン』が好きでなくても本作を気に入り、驚くということだった」と、自信をのぞかせた。
実際に起こった世界大戦と、その裏で活躍するキングスマン。史実とフィクションを巧みに掛け合わせ描き出した本作は、マシュー監督自身も新境地へ踏み込んだ作品となり、新しいキングスマンの世界を楽しめそうだ。