2020年3月3日
日刊ゲンダイDIGITAL
元SMAPの中居正広(47)がジャニーズ事務所の退所会見を開いたかと思えば、TOKIOの長瀬智也(41)も週刊文春(3月5日号)に「来年退所」と報じられた。昨年7月にジャニー喜多川氏(享年87)が亡くなってから、“帝国”の内部が揺らいでいることは間違いなさそうだ。
「“タッキー”こと滝沢秀明氏が副社長に就任した昨年9月以降、大胆な改革がなされ、ベテランタレントには居づらい空気が漂っているともいわれます。でも、マッチはそんな雰囲気に動じることなく、相変わらずマイペースを貫き、無邪気な様子に見える。さすがジャニーズの“長男坊”だなという感じです」(芸能プロ関係者)
言わずもがなだが、マッチとは近藤真彦(55)のこと。1980年12月発売のデビューシングル「スニーカーぶる~す」はミリオンセラーを記録し、80年代には次々と大ヒット曲を世に送り出した。元ドライバーのレース監督としても知られる近藤も、今年はデビュー40周年と節目の年だ。
■「嫌いなジャニーズ」も上位に
「記念イヤーにもかかわらず、世間がマッチに対して好意的かといえば、そうでもないのが痛いところ。たとえば『週刊女性PRIME』の『嫌いなジャニーズ』アンケート19年版では5位にランクイン。今年2月に発表された週刊文春デジタルの『嫌いなジャニーズ』アンケートでも、4位になってしまっているんですよね」(芸能ライターのエリザベス松本氏)
近藤は2月22日放送のフジテレビ系バラエティー番組「有吉ダマせたら10万円」に出演。到底無理という状況の縦列駐車や、8段の跳び箱に挑戦したりと奮闘したが、視聴者の感想は真っ二つに分かれている。
〈こんなカッコいい55歳っている?〉〈顔も髪形もスタイルも全部がタイプ〉〈55歳に見えない。笑顔が可愛い〉
デビュー当時から変わらぬ近藤のルックスやスタイルを褒める声もある一方で、〈なんでこの人はこんなに上から目線なの?〉〈大物ぶって偉そうな態度〉〈大御所だからって、周りが気を使いすぎ〉などと、辛辣な意見も少なくない。
「マッチは若い頃から自由奔放。誰を前にしても物おじしないタイプでした。むしろそこは40年間変わっていないんじゃないかなとも思います。まあ、良くも悪くも“昭和のスター”。お行儀のいいタレントや俳優を見慣れている若い視聴者には、受け入れられないかもしれませんね」(エリザベス松本氏)
とはいえ、40周年。今年はテレビの露出がグンと増えそうだ。
「マッチはジャニーさんの姉メリーさんのお気に入り。だから周囲もかなり気を使ってきました。ですが、メリーさんの娘である藤島ジュリー景子さんが新社長に就任し、代替わりした。いつまでも“長男坊”の自由奔放が許されるかどうか……」(前出の芸能プロ関係者)
来年の嫌いなジャニーズの順位が気になる。