その不調、腸内環境が原因かも?

2020年3月2日

ココカラネクスト

 腸は「第二の脳」と呼ばれるほど、心身の健康を維持するために重大な役割を担っています。

今回は手軽に行える腸活の方法をご紹介します。腸内環境を整えて、健やかな毎日を手に入れましょう。

心身の健康を司る腸内フローラとは?

腸には100兆個ほどの細菌が生息し、その重さは1kgにもなるといわれています。腸内細菌は種類ごとにグループを作ってまとまり、腸壁に棲みついています。その様相がお花畑のように見えることから「腸内フローラ(花畑)」と呼ばれるようになりました。

腸内フローラを形成する細菌は大きく分けて「善玉菌」「悪玉菌」「日和見(ひよりみ)菌」の3種類があり、それぞれ働きが異なります。

身体に良い働きをするのが善玉菌です。腸内環境を整えて、お腹の調子を整えます。反対に身体に悪い影響を及ぼすのが悪玉菌です。日和見菌は中立的な立場で、善玉菌が優勢になると身体に良い働きをし、悪玉菌が優位に立つと悪い働きをします。

つまり、心身を健康に保つには、腸内フローラを整えて善玉菌を優勢に保つ「腸活」をすることが大切なのです。

腸内環境を整えるには?

腸活の方法として、次の3つが挙げられます。どれか一つ欠けても健康的な腸内環境づくりはできません。バランス良く行うことがポイントです。

目覚めたらコップ1杯の水を飲む

水分不足は便秘の原因のひとつです。朝起きたらコップ1杯の水を一気に飲みましょう。腸が刺激されて動きが活発になります。ただ、あまりに冷たい水だと、飲むと身体を冷やしてしまいます。常温の水か白湯がおすすめです。

善玉菌を増やす食事をとる

ヨーグルトやぬか漬け、納豆、キムチなどの発酵食品には、善玉菌が多く含まれています。また、食物繊維やオリゴ糖は善玉菌のエサになるため、腸内環境の改善に役立ちます。これらを多く含む食品を組み合わせてとることで、相乗効果が期待できるでしょう。

適度な運動をする

適度な運動は、腸のぜんどう運動を促します。ウォーキングやヨガ、水泳などの運動を取り入れてみましょう。腸に刺激を与える腰回し運動などもおすすめです。

<腰回し運動のやり方>
1.足を肩幅に開いて、腰に手を当てる
2.大きく円を描くように腰をゆっくりと回す
3.左右10回ずつ行う

【参考文献】
「腸内フローラを整える方法!腸活!」ビオフェルミン製薬株式会社
https://www.biofermin.co.jp/nyusankin/chonaiflora/adjust/
(参照 2019-09-02)

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