『バック・トゥ・ザ・フューチャー』実物のデロリアンを捜索!ディスカバリー新シリーズが日本放送

2021年10月20日

シネマトゥデイ

 CS放送のディスカバリーチャンネルは、名作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でタイムマシンとして登場した、デロリアンの実物を捜しにいく新シリーズ「全米捜索!バック・トゥ・ザ・フューチャー」を11月1日(20:00~)より放送すると発表した。

 デロリアンは、劇中でドクことエメット・ブラウン博士が発明した、自動車型のタイムマシン。番組では、冒険家のジョシュ・ゲイツが、ドクを演じたクリストファー・ロイド本人と共に、映画で使用された実物のデロリアンを求めて全米を捜索する。

 映画の最初に登場するデロリアンは、アメリカのピーターセン自動車博物館に展示されているが、実は他にも6台が存在するという。番組の目的は、映画の脚本家やデロリアンのデザイナー、映画の熱狂的なファンやコレクターの助けを借りながら、マイケル・J・フォックスの財団にこれを寄贈すること。果たして無事ミッション達成となるのか。

 吹替キャストにも映画ゆかりの声優を起用。日本語吹き替え版(BSジャパン版)にも参加していた山寺宏一がクリストファー・ロイド(ドク役)、宮川一朗太がマイケル・J・フォックス(マーティ役)、小林沙苗がリー・トンプソン(マーティの母役)を担当。番組ホストのジョシュ役は四宮豪が務める。

 放送を記念して、11月7日の12時からスカパー!で無料放送、同日21時からディスカバリーチャンネル公式YouTubeチャンネルでエピソード1の期間限定プレミア公開・無料配信が実施される。吹替キャストのコメントは以下の通り。(編集部・入倉功一)

「全米捜索!バック・トゥ・ザ・フューチャー」(60分×全4話)はCS放送ディスカバリーチャンネルにて11月1日スタート(毎週月曜20時~、再放送:日曜12時ほか)

山寺宏一:クリストファー・ロイド(ドク役)

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の吹替は、まずはマーティ、そして数年前にドクをやらせいただいたのですが、こういった番組でまたクリストファー・ロイド(ドク役)の声をあてさせていただくのは、不思議な気持ちで、あまりない経験だったので、新鮮でした。
マーティ役で演じていた時は、大先輩の青野武さんがドク役で、青野さんのドクが大好きでした。なので青野さんがあくまでもお手本で、青野さんがご存命でお元気であったら、今回の作品も青野さんがやるべきだったと思います。今回は青野さんに少しでも近づきたいイメージで演じました。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』はとても大切な作品で今まで二役(マーティ役・ドク役)で関わらせていただいて、両方やる人はなかなかいないのでは?
今回の作品は映画に関わった本人たちの証言や制作秘話などを新たに知ることができ、目から鱗の事実ばかりで興味深いです。デロリアンを探すのがテーマですけど、それ以外でも楽しめる要素がいっぱいありますね。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ファンにとってはたまらないのでは? なんとなく映画のことを知っている人も楽しめると思います。
実はマイケル・J・フォックスとリー・トンプソンとは同い年なので、そういう意味でも思い入れがあって、時の流れを感じますね。

四宮豪:ジョシュ・ゲイツ

ジョシュ・ゲイツのいつものシリーズ「冒険!世界ミステリーハンター」では古代遺跡などかなり古いものを探しに行くので見つからない時もあるのですが、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は35年くらい前に製作された映画なので、まだ実物が残っていたり、映画に関わっていた人の証言も得ることができるので、色んな手がかりがあります。
子供の時にわくわくしながら観た映画なので、今回演じている時は、自分も一緒にデロリアンを探しにいく気分で、普段の「冒険!世界ミステリーハンター」シリーズとは違ったドキドキ感がありました。
今回のお仕事をきっかけに映画をもう一度観たのですが、当時流行っていた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のゲームブックが大好きで、遊んでいた少年時代の頃を思い出したり、自分も”バック・トゥ・ザ・フューチャー”をしている感じがありましたね。