2021年08月04日
日刊スポーツ
ジャニーズJr.内グループ「7 MEN 侍」の中村嶺亜(24)がこのほど日刊スポーツの取材に応じ、五輪新競技で一躍注目を浴びているスケートボードの魅力を語った。今日4日に女子、明日5日に男子のパーク種目が行われる。日本代表選手へのエールや期待、ジャニー喜多川氏への感謝も明かした。
大会序盤に行われたストリート種目では、男子で堀米雄斗(22)が金メダルに輝き、女子で西谷椛(13)が史上最年少金メダル、中山楓奈(16)も銅メダルとなった。男女共に日本勢から初代王者が誕生し「ゴン攻め」など瀬尻稜氏の独特の解説も話題になるなど一躍注目されている。中村は「当時は外国人選手に勝てるわけがないと言われていました。見た目以上に難しい競技。皆さん、バケモンですよ。エグいですよね!」と興奮気味に語った。
スノーボード選手だった父親の影響で、小3の頃にスケボーを本格的に始めた。「パーク(運動施設)に行ってうまい人に声を掛けて教えてもらったり。自分で輪を広げていく感じでした。そこにいたお兄ちゃんたちにすごく面倒見てもらいました」と振り返った。
小5の頃には九州で行われた大会に参加し、初優勝を飾った。大会での優勝経験は3回。「好きだったから必死でやっていました。駆け引きや緊張感が楽しかった」。何度も転んでけがをしたが、「骨折はしたことないんですよ。珍しいと思います。転び方がうまかったんですね」と笑った。
日本代表選手とも交流があった。男子ストリートに出場した白井空良(19)とは当時から親しく、「がむしゃらに練習する子。どんどんうまくなっていきました」と回想した。冬夏の五輪“二刀流”に挑戦する平野歩夢(22)については「大会に来ていた時は芸能人を見ている感覚でした」と明かした。「選手の皆さんには、勝っていただきたいのはもちろんですけど、スケボーって本当に自由なので、その人の味が出るような滑りを見たいですね。若い新しい選手たちの勢いもすごいので、すごく楽しみです!」と話した。
09年のジャニーズ事務所入り以降本格的な競技からは離れたが、ジャニー氏から「ユー、やんなきゃもったいないよ」と言われ、ステージでスケボーを披露したこともある。「僕を信用して、スケーターとしても生き続けさせてくれたジャニーさんには感謝です」と笑った。
◆中村嶺亜(なかむら・れいあ)1997年(平9)4月2日、東京都生まれ。趣味は油絵。スケボーの得意種目は、半円のような傾斜を使って技を披露する「ランプ」だったという。166センチ。血液型A。