2021年9月3日
シネマトゥデイ
映画『ジュラシック・パーク』(1993)の主要キャラクターとして登場したアラン・グラント博士(サム・ニール)、エリー・サトラー博士(ローラ・ダーン)、イアン・マルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)。2022年公開予定のシリーズ最新作『ジュラシック・ワールド/ドミニオン(原題)』で、およそ29年ぶりに三人揃っての再集結を果たす。
古生物学者のグラント博士、古植物学者のサトラー博士、数学者のマルコム博士は、檻から放たれた恐竜たちが次々と襲いかかる「ジュラシック・パーク」で過酷なサバイバルを繰り広げた。その後、グラント博士とサトラー博士は『ジュラシック・パーク III』(2001)に登場。マルコム博士は『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997)で主人公として描かれ、『ジュラシック・ワールド』(2015)の続編『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)にも登場した。
『ジュラシック・ワールド/ドミニオン(原題)』は、恐竜たちが世界中に放たれた前作『炎の王国』に続くストーリーが描かれる。メガホンを取るコリン・トレヴォロウ監督は、1作目のオリジナルキャストが劇中で大きな役どころを務めると明かしており、サム本人も三人はカメオ出演のような扱いではなく「全編を通して登場する」と Yahoo Movies UK に語っている。
またトレヴォロウ監督は、『ドミニオン』のストーリー構成について「並行する2つの物語が、次第に重なっていきます」とColliderのインタビューで説明している。平行する2つの物語とは、グラント博士ら『ジュラシック・パーク』組と、恐竜行動学の専門家オーウェン(クリス・プラット)ら『ジュラシック・ワールド』組のこと。クリスは以前、本作について「マーベルが『アベンジャーズ/エンドゲーム』でヒーローを大集合させたような感じだよ」と米トーク番組「エレンの部屋」で語っており、新旧『ジュラシック』シリーズのキャラクターが勢揃いする、待望の瞬間も期待できそうだ。
撮影はコロナ禍での中断を乗り越え、昨年11月に終了。撮影再開の際には、トレヴォロウ監督がサム、ローラ、ジェフの3ショットを投稿していた。『ドミニオン』にはその他、『ジュラシック・ワールド』のヒロイン・クレア役のブライス・ダラス・ハワード、フランクリン役のジャスティス・スミス、ジア役のダニエラ・ピネダらが続投。全米公開は2022年6月10日で、日本でも2022年夏公開を予定している。(編集部・倉本拓弥)