「天穂のサクナヒメ」ついに農水省から取材されてしまう 公式FBにインタビュー掲載

2020年12月25日

J-CASTニュース

同人ゲームサークル「えーでるわいす」が開発し、マーベラスから販売されているゲームソフト「天穂のサクナヒメ」が、なんと農林水産省の取材を受けた。

「天穂のサクナヒメ」はリアルなコメ作りをゲーム内の要素として取り入れており、ネット上で大きな話題になっていた。

「お米担当」担当者の熱意で取材に

農林水産省の米消費拡大情報サイト「やっぱりごはんでしょ!」の公式Facebookページでは2020年12月25日、例年のように外出することが難しい状況の中、是非この稲作ゲームをやってほしい――として、本作を紹介した。

「お米担当としては、このゲームの魅力をもっと知りたくてたまらない」という”中の人”が同人ゲームサークル「えーでるわいす」の「なる」さんと「こいち」さん、日本国内の販売を担当したマーベラスの月野木武彦さん、入澤喬史さんにインタビューを敢行。

「ゲームのテーマに稲作を絡めようと思ったきっかけは?」「ネット上では、農水省のHPが役に立つと話題になっていましたが、企画・開発の際に見ていただいていたのでしょうか」などファンであれば気になる要素がちりばめられているほか、「えーでるわいす」が開発の際、JAが販売している「バケツ稲づくりセット」を申し込み、芽出しから精米まで体験したというこだわりぶりも紹介されている。

ファンの間では「農林水産省のHPが攻略本」だと言われていた本作だが、開発時に該当サイトは見ていなかったとのこと。現実に近い形で、肥料に追加する素材で害虫効果などが反映されたり、香りの良いお米を作る方法などを反映していることなどの裏話も語られた。

「ゲーム作ってて霞が関へ行くことになろうとは」

この投稿を受け、ツイッターからは「エンタメサイトの記事かと思ったら農林水産省!!」「ついに行政が動いた」「とうとう、農水省の公認に…」など、インタビューを実施したのがまさかの政府機関だと驚くユーザーが続出。「実際サクナヒメって教育用としても良いのではないかと思う」「流行りに乗れる行政好き」など、称賛の声も多数寄せられた。

また、インタビューにも登場するゲーム制作者の「なる」さんはこの日、「呼び出しを受けました」と農水省の写真を掲載、

「ゲーム作ってて霞が関へ行くことになろうとは…。
農林水産省庁舎は市役所とか図書館みたいな落ち着いたにおいで楽しかったです。
ちなみに食堂は一般でも入れるそうで、全省庁の中で最もクォリティが高いとおっしゃられてました」

と感想をつぶやき、こちらも大きな話題となっている。