2021年8月3日
朝日新聞デジタル
飲料メーカーでつくる全国清涼飲料連合会(全清飲)は2日、ペットボトルのリサイクルボックスをゴミが混じりにくいデザインに統一すると発表した。
きれいなボトルの回収につなげる考えだ。
新型のボックスは投入口が下向きで、500ミリリットルボトルがギリギリ通る大きさ。ボックスのフタを結束バンドで固定し、大きなゴミは入れられないようにした。
8月下旬から順次、浜松市、愛知県岡崎市、津市で実証実験を行う。従来のボックスに比べ、混じるゴミがどれだけ減るかを検証する。必要であればデザインを微調整し、全国的には来年秋から切り替えていく。国内には自動販売機が228万台あり、リサイクルボックスはそれ以上あるとみられる。
現在のボックスは投入口が上向きになっているものがほとんどで、たばこの吸い殻や弁当の空き箱などのゴミが混じりやすい。新型ボックスでゴミの混入が減ればきれいなボトルを回収しやすくなり、リサイクル率の向上につながる、と期待する。(若井琢水)