ロック様『ワイルド・スピード』続編2本に出演せず…シリーズ離脱へ

2021年7月26日

シネマトゥデイ

 映画『ワイルド・スピード』シリーズでホブス役を務めるロック様ことドウェイン・ジョンソンが、今後製作される続編には出演しないと、The Hollywood Reporter のインタビューで明かした。

 ドウェインはシリーズ第8弾『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)の撮影中に、主演のヴィン・ディーゼルとの確執が発覚していた。プロ意識に欠ける振る舞いをしたヴィンを「チキン野郎」と批判し、キャスト同士の関係性が悪化。ドウェインはその後、自身主演のスピンオフ『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』が公開された2019年に、Instagramで「兄弟であるヴィンに『スーパーコンボ』をサポートしてくれたことを感謝したい」とメッセージ動画を投稿。二人の確執問題は収束したかに思われた。

 ヴィンは今年6月に Men’s Health 誌のインタビューで、「ホブスは体現するのが難しいキャラクターだった」と振り返り、ドウェインに対して「愛のムチを与える必要があった」と発言。しかし、ドウェインはこの発言をあまり良く思っていないそうで、The Hollywood Reporter のインタビューで「あれは笑ったね。大声で笑った。みんなも笑ったんじゃないか」とバッサリ。

 さらに、自身が出演していない第9弾『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(8月6日公開)の健闘を祈ったドウェインは、「『ワイルド・スピード』第10弾や第11弾、今後のシリーズの成功も祈っている。少なくとも、俺抜きで製作されると思うが」と完結へと向かう続編2本への不参加を表明し、シリーズからの離脱を示唆した。

 ドウェインふんするホブスが活躍する『スーパーコンボ』は、続編の企画開発が進んでおり、こちらの存続も気になるところ。シリーズ第10弾は2023年、完結編となる第11弾は2024年に全米公開される見込みで、両作が連続して撮影されることをローマン役のタイリース・ギブソンがColliderに明かしている。(編集部・倉本拓弥)