2021年5月6日
アサジョ
関西ジャニーズJr.の勢いが増している。なにわ男子は「森永ハイチュウ」のCMに出演中。昨秋始まったフジテレビ系列朝の情報生番組「めざましテレビ」の金曜コーナー「なにわ男子のなんでやねん!」に加え、4月にはバラエティ「まだアプデしてないの?」(テレビ朝日系)がスタートした。ナンバー2グループのAぇ! Group、Lil かんさい、Boys beからの選抜メンバーによるオムニバスドラマ「ジモトに帰れないワケあり男子の14の事情」(ABCテレビ・テレビ朝日)も始まった。
19年に結成されたAぇ! Groupをプロデュースしているのは、関ジャニ∞の横山裕。グループ名の発案者でもある。
「横山は最初、標準語でいう“いいこと”が関西弁で“エエこと”になることから、『A! Group』(ええグループ)にしました。でも、“ぇ”を入れたほうがいいとジャニー喜多川さんがアドバイス。現在の形に落ち着きました」(アイドル誌ライター)
横山は、メンバーが出演したテレビ番組や舞台はほぼチェック。気づいたことがあれば、深夜でも電話をかける。帰阪の際は親友で落語家の月亭八光と必ず会うが、Aぇ! Groupの面倒を見るようになったこの2年は、メンバーの話題ばかりになったという。
横山とAぇ! Groupは同じ関西出身だが、それほど面識のないベテランジャニーズからも愛されている。気前のよさで知られるTOKIOの松岡昌宏だ。
「ロケ終わりに、『来たいやつだけ来たらいいから』と大勢を引き連れて食事へ。店内では、『食いたいものを食え。飲みたいものを飲め。俺はひとりでやってるから』と先輩に気を使わせない優しさを見せ、『帰りたい時に帰っていいから』と言ったそうです。当然、お会計する姿を見せずに」(前出・アイドル誌ライター)
とはいえ、気を使った草間リチャード敬太が遅くまで残っていると、松岡のほうから「おまえ明日早いだろ。いいから帰れ」と声をかけてくれたという。
今年はAぇ! Groupも絶好調で、リーダーで最年長、26歳の末澤誠也は今年1月期、関ジャニの大倉忠義主演ドラマ「知ってるワイフ」(フジテレビ系)に出演。公式スピンオフドラマ「知ってるシノハラ」(FOD)では主役を演じた。正門良規は、NEWSの加藤シゲアキが原作・脚本を担う舞台「染、色」の主役に抜擢されている。
SMAP、少年隊、TOKIO、V6といった40代&50代のベテラングループが解体していくなか、18年からKing & Prince、昨年からSnow ManとSixTONESらフレッシュな陣営がテレビで存在感を増している。Jr.からそろそろ次のデビュー組が誕生するのではないかというウワサが絶えないが、もちろん、関西Jr.にも可能性があるのだ。
(北村ともこ)