山下智久「家族介入、海外事務所と訣別」報道のウソ

2021年4月7日

週刊女性PRIME

「自分らしく、でも、ときにらしくなく……。そんなふうに当たり前の毎日を変えていきたい」

 太陽の光が差し込む中、ジャケットを羽織り、サングラスをつけた山下智久がクールにたたずむ─。

 4月1日から放送されているサングラスブランド『JINS&SUN』のウェブCMに、山下が出演している。

 昨年10月にジャニーズ事務所を退所して以降も、めざましい活躍を見せている。

「3月9日に発売されたファッション雑誌『SENSE』で退所後初となる表紙に抜擢。発売前から予約が殺到し、重版になる大反響でした。3月23日には、ブルガリのアンバサダーに就任しました。日本人男性としては、初めての起用となります」(ファッション誌関係者)

母と妹が山下の仕事を選んでいる

 しかし、そんな快進撃に水を差しかねないある“事件”が─。

「3月25日に発売された『女性セブン』で、山下さんが最近大きな仕事を相次いでドタキャンしていると報じられたんです。その理由が、お母さんと妹さんに“この仕事はやめたほうがいい”と反対されたなど、家族が山下さんの仕事に介入しているという衝撃的な内容でした」(スポーツ紙記者)

 “家族介入”に加えて、もう1つ不安なことがある。2019年から所属しているハリウッドスターのウィル・スミスの親族が経営している『Westbrook Entertainment(ウエストブルック・エンターテインメント)』との関係が悪化していると報じられたのだ。

「山下さんには、国内で彼のマネージメントをする事務所があるのですが、この事務所がウエストブルックの進めていた仕事に介入したりと、連携が取れていない状態になっているそうなんです。その結果、3月でウエストブルックとの契約が終了すると書かれていました」(同・スポーツ紙記者)

 山下は11歳でジャニーズ事務所に入所。多くのドラマや映画に出演するようになっても、家族を大切にしてきた。

「幼いときに両親が離婚し、お母さんに育てられたので、“自分が頑張って、恩返しをしたい”という思いが強いんです。ご家族も、そんな山下さんに感謝していますよ」(テレビ局関係者)

『女性セブン』では、家族の仲がよすぎるために、仕事に干渉しているかのように報じられているが、山下の知人はこの報道に首をかしげる。

「ジャニーズ時代から、お母さんと妹さんが山下さんの仕事に口を出したことも、彼のほうから相談したこともありませんよ。そもそも、もういい大人なんですから、親に“その仕事はやるな”と言われてやめることがあるのでしょうか……」

“自分の仕事は自分で決める”という信念を貫いているのだろう。

 そんな山下には、独立後も多くの仕事が舞い込んでいるが、すべての仕事をこなせるわけではない。

「オファーを受けて、一度はやる方向で話が進んでも、途中でお互いの条件が合わなくなって、頓挫することはあるでしょう。でも、それはほかのタレントさんにも起こりうる一般的なこと。家族の反対を理由に断ることはありませんよ」(同・山下の知人)

 山下は芸能界に入って25年になるが、オファーされた仕事を受けるか否か決める際、守り続けている“掟”があるという。

「自分を応援してくれるファンが悲しむような仕事は受けないんです。どんなに金銭的に魅力のある仕事であっても、その仕事をすることでファンを悲しませてしまうと思ったら、断っていますよ」(芸能プロ関係者)

 海外の事務所と“訣別”したことについても、こんな声が。

「今後も、ウエストブルックとの契約は継続するそうです。これまで、山下さんとウエストブルックはエージェントという形で付き合ってきました。これからも、お互いがやりたいと思える仕事があったら、一緒に仕事をしていく関係を続けていくでしょう。関係が悪化しているどころか、最近も連絡を取り合うなど、非常に良好な関係ですよ」(同・芸能プロ関係者)

 実際、ウエストブルックとはきちんと連携が取れているようだ。

山下本人を直撃すると

“家族介入”も、海外事務所との“訣別”もウソだったことになる。一連の報道に対して、本人はどう思っているのだろうか。3月下旬のお昼ごろ、都内で本人を直撃した。

─山下さんの仕事にご家族が介入しているという報道がありましたが、実際はご自身の判断で決められているのでしょうか?

「…………。事務所に聞いてもらってもいいですか?」

 声をかけると一瞬立ち止まったが、すぐに前を向いて歩き始めた。

─今後も、ウエストブルックとの契約は継続していく?

「すいません。それも事務所に聞いていただけますか?」

 ていねいに対応してくれたが、最後まで明言は避けて、立ち去った。

 そこで、山下の事務所に問い合わせると、

「(山下の)家族が仕事に介入した事実はございません」

 とのこと。仕事に関しては、本人とマネージャーで決めているのだろう。

 ウエストブルックにも契約について聞くと、

「今後も、山下をサポートしていくことに変更はございません」

 気になる今後の仕事について、芸能ジャーナリストの佐々木博之氏に話を聞いた。

「昨年Huluで配信されたドラマ『The Head』での演技は、海外でも高く評価されています。今後も、俳優として海外で活動していくでしょう。また、国内での人気は相変わらず高く、海外の映画に出てグローバルに知名度が上がっている彼をCMで起用したいスポンサーも多いと思いますよ」

 これからも、山下は大切な家族、そしてファンが喜ぶ仕事をしてくれるだろう!