2021年4月6日
日刊ゲンダイDIGITAL

昨年、亡き父の命日(2月19日)に個人事務所「のんびりなかい」を設立し、父の誕生日(4月2日)にジャニーズ事務所から独立した中居正広(48)。
先に退所した「新しい地図」の稲垣吾郎(47)、草磲剛(46)、香取慎吾(44)、唯一のジャニーズ所属となった木村拓哉(48)と異なり、歌やダンスは封印、ファンクラブもナシ。俳優業は、2016年に俳優の今井雅之さん(享年54)が制作した遺作「手をつないでかえろうよ~シャングリラの向こうで~」が最後だ。
“のんびりな”仕事量でも存在感が薄れることがないのは、特有の番組作りと中居の話術ゆえ。
3月27日に最終回を迎えた「新・日本男児と中居」(日本テレビ系)は、最終日の公式サイトやツイッターには、緊急企画「第1回 後呂アナクイズ」とだけアナウンス。番組ラテ欄に「終」のマークは見られなかった。しかし、番組ラストでエンドロールが流れている終盤に突如、「次回の番組枠がない」ことを理由に、「最終回でした。バイバイー!」とあっさり終了。1996年の「中居くん温泉」(よみうりテレビ・日テレ系)からおよそ25年間も続いた日テレ深夜の中居枠は幕を閉じた。
ちなみにラストの収録時、かつて同番組で紹介した8800円の超高額弁当「肉匠 堀越の肉ばらずし」を差し入れしている。
一方、3月の番組改編を乗り切って好調なのが「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)。昨年は大人気ジャニーズグループのSnow Man、SixTONESにバラエティの洗礼を浴びせ、俳優の菅田将暉(28)や田中圭(36)、オードリーやプロダクション人力舎の芸人とガチトーク。今年はロンドンブーツ1号2号、ワタナベエンターテインメントの芸人ハライチと赤裸々トークを繰り広げている。4月2日のオンエアは、モーニング娘。‘21とOGが音楽番組「うたばん」(同)の映像とともに振り返るスペシャル版。出演者全員に内緒で、中居とダブルMCを務めていたとんねるずの石橋貴明(59)がサプライズ登場すると、ネットは大盛り上がり。翌3日、無料配信サービス「TVer」でランキング2位を記録した。
今や大人気YouTuberとなった石橋、「ザ!世界仰天ニュース」(日テレ系)で共演中の笑福亭鶴瓶(69)、昨年ギャラクシー賞のテレビ部門11月度月間賞を受賞した特番「まつもtoなかい~マッチングな夜~」でMCを務めたダウンタウンの松本人志(57)は、20年以上の付き合いだ。
昨年11月、共同制作した初の絵本「♪ピンポンパンポンプー」は、麻雀仲間でもある劇団ひとり(44)がキャラクターデザインを担当し、大ヒットした。エンタメライターの伊藤雅奈子氏は「テレビもラジオも新事務所も、旧知の男性と手を組んでいるので足元をすくわれることがない。中居さんはのんびりだけど戦略的には盤石です」という。 昨春、緊急事態宣言下の苦しい船出だったが、独立2年目を前にして徐々に上向き。SMAP時代の人脈が花開いている。