2021年3月27日
J-CASTニュース
少年のように天真爛漫なメンバーが多いSixTONESで、田中樹は場を引き締めるしっかり者だ。
面倒見のよさを見せながら、パフォーマンスでは特技のラップで存在感を発揮する。6人の個性をしっかりつなぎとめて光らせる田中の力もグループに不可欠だ。
レギュラーラジオで磨いたMC力
田中樹は1995年生まれの25歳。2008年にジャニーズ事務所に入所しており、同期にはSexy Zoneの中島健人や、その数日後に入所した菊池風磨がいる。入所後比較的早い段階から注目を集め、人気ジャニーズJr.グループでの活動を経た後も先輩グループのバックとして経験を磨き、2015年にSixTONESを結成。2020年にデビューを掴んでいる。
SixTONESにおいて、田中は欠かせない存在と言えるだろう。もちろん、メンバー6人誰が欠けてもSixTONESではないのだが、田中はグループの中でMCを担い、進行役を務めることが多い。
例えば『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)でも田中がメインとなり、もう1人のメンバーとともにパーソナリティを務めている。
そうして磨かれているMC力は確かなもので、ボケたがりなメンバーが多いSixTONESのトークは、田中がいないと収集がつかなくなることも。
グループの公式YouTube動画でも、オープニングでメンバーがボケ倒すのはもはや恒例行事だが、そんな彼らをきちんとまとめ、企画に持っていく田中のMC力をぜひ見てみてほしい。
確かなラップスキルにもぜひ注目を
そんな彼は、一見すると”チャラいお兄さん”に見られがちだろう。だが、蓋を開ければ冷静に状況を把握するスキルを持っている、デキる男なのである。さらに、人懐こくて憎めない”イイ奴”な部分もあり、自身で大々的にアピールすることはないが、バラエティー番組やYouTube動画などの何気ない瞬間に垣間見ることができる。
例えば、2021年2月5日に放送された『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)でのこと。静電気を含んだ水を飲むというドッキリを仕掛けられた田中は、驚いてテーブルの上に水をこぼしてしまったが、自らサッとティッシュで拭く仕草が見られた。
そのままの状態で放置してもおかしくない中で、こういった行動ができるのは田中の”イイ奴”な部分が出ていると言えるのではないだろうか。
そして、パフォーマンスにおいてもラップ担当としての田中の活躍は欠かせず、SixTONESの楽曲を唯一無二のものにしているのだ。例えば1stアルバム『1ST』リード曲「ST」でも、後半に田中のラップが炸裂しているので、是非チェックしてみてほしい。
他にも2020年に、『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』内で「田中樹 全国ラジオ34局 ラップチャレンジ」なるものが行なわれている。これは、田中が各地の情報を織り交ぜたリリックを書き、ラップで34バージョンの番宣CMを作るというもの。公開当時は、クオリティも高いとSNSを中心に話題になっていた。
トークにもパフォーマンスにも欠かせない存在である田中。「デキる男」である彼の沼に、ぜひハマってみてはいかがだろうか。