A.B.C-Z戸塚祥太、ヒロイン・惣田紗莉渚の“顔の下半身”に釘付け「惹きつけられる」

2021年3月12日

オリコン

 人気グループ・A.B.C-Zの戸塚祥太が11日、東京・新橋演舞場で上演される舞台『未来記の番人』初日前会見に登壇した。今作は築山桂氏による原作『未来記の番人』(PHP文芸文庫刊)をもとに、聖徳太子の預言書を巡る青春時代劇エンターテインメント。戸塚は千里眼の異能を持つ主人公・千里丸を演じ、ヒロインの紅羽を演じるSKE48の惣田紗莉渚とはラブシーンをダンスで表現する場面も。「ずっとマスク越しだったので気になっちゃって。惣田さんの“顔の下半身”どうなってるんだろって」と釘付けになった。

 “顔の下半身”の意味について「僕のグループの河合郁人っていうメンバーが『顔の下半身がブサイクだよ、ユー』ってジャニーさんに言われたことがあって」と説明する戸塚は「マスクしてるから顔の下半身が見えなくて気になっちゃって。さっきも見ていて惹きつけられるというか。何もしなくても、惣田さんをみてると自然とそういうダンスができる」と二人でのシーンに自信を見せた。

 惣田が「きのう初めてマスクをとって、初めて目が合ったときにどうしようって思いました」と戸惑いを明かすと、アクリルパネル越しに惣田と向き合い「すごい見やすい、ずっと見られる」と息のあったコンビぶりを披露。一方で稽古では“傷だらけ”になったという惣田が「これは私の鍛え方が足りないんですけど、あざが10個くらいあって…」と笑い飛ばすと、戸塚は「男気を感じました。男性陣のなかに交じって強い女性でいてくれる」と感心していた。

 今作で殺陣を本格的に挑戦する戸塚はかなり苦戦したようで「本番は何が起こるかわからない。失敗する可能性大です! でも誰もまだ見ていないので僕が失敗してもバレません!」ときっぱり。だがそんな戸塚の殺陣やダンスについて、共演の松田悟志は「僕が出来をどうこういえませんが祥太君を見てて一番ビックリするのは稽古場に最後までいる。誰かをつかまえて殺陣や芝居の稽古をしている。その姿勢を見て頑張らないといけないな、と」と座長としての努力に感心する。

 そして後輩のジャニーズJr.冨岡健翔は「稽古が始まったばかりの時はとにかく緊張して。戸塚くんの目の奥が無垢すぎてすべてを見透かされてるんじゃないかと。目を見て芝居するとこっぱずかしくなってくる。そのいい“圧”に負けないようにするのに必死でした。ステージにに立ってライト浴びるとまたキテるので一瞬たりとも気が抜けない」と尊敬の言葉が。惣田からは「本当に千里眼があるのかも?」と振られた戸塚は「なんにも考えてないだけです」と笑いながら謙そんした。 またこの日は日本大震災から10年の節目。戸塚は「まだ乗り越えなければいけないことや、街は完全に元通りではない、風化させないということを覚えていて、そこに対して自分なりにできる形で寄り添っていけたら。(当時は)大混乱しましたが、被災し被害が最もひどかった場所の映像もすごく覚えております。僕たちにできることはステージの上で表現して、少しでも勇気や元気を届けられたらいいなと頑張っていきます」と気持ちを新たにしていた。