ダイソーのレトロスピーカー超品薄 「メルカリ」では定価の5倍以上で転売

2021年4月1日

J-CASTトレンド

100円ショップチェーン「ダイソー」の「ブルートゥーススピーカー(レトロタイプ)」が、注目されている。スマートフォン(スマホ)などと接続して使え、昭和を思わせるようなラジオ風の見た目だ。

価格は770円(税込・以下同)と100円ショップとしては高価だが、ツイッターでは独自のデザイン性などから2021年3月中旬より話題に上がっている。人気のためか、ダイソーの店舗で見つからないとする声も複数みられる。記者が実際に店を回って探した。

デザインがかわいいと評判

カラーは「ブルー」「ピンク」「ホワイト」の3種類。スマホとは無線で接続でき、バッテリーはUSBによる充電式だ。最大音量の場合、4.5時間再生可能。本体のダイヤルを回すと、ラジオの周波数を選ぶかのように音量を調節できる。

こうした機能性とともに、デザインが「かわいい」として評判を呼んでおり、3月19日にはこのスピーカーを紹介するツイートが約1.5万回リツイートされ、大きく拡散された。

記者はまず「ダイソー ユニゾンモール東中野店」(東京都中野区)を訪れた。「ブルートゥーススピーカー(ポータブルタイプ)」という別のスピーカーは置いていたものの、「レトロタイプ」は売り切れていた。

次にダイソーの高田馬場店(新宿区)。ここでも売り切れだ。他に「新宿サブナード店」や中野坂上店を訪れたが、両店では取り扱いがなかった。あくまでも新宿区と中野区の4店舗だが、結果はゼロ。

聞くところによると、メーカーにも在庫がないそうだ。

770円が3999円

フリマアプリ「メルカリ」では、このスピーカーの転売が横行している。単体価格が安いものでは1380円、高いものでは3999円と定価の5倍超で、100件近い出品を確認できた。4月1日現在、すでに「売り切れ」となっているものも多い。

「購入可能」なものに限定すると、3200円~3800円で出品されている。本来は770円のスピーカーだが、4倍以上の価格だ。