2021年3月17日
ABEMA TIMES
およそ2000年前に書かれた聖書の原型ともいえる「死海文書」が新たに発見された。今回の発見は65年ぶり。
歴史的な発見があったのは中東の死海のほとりに広がるユダヤ砂漠で、調査隊は、ロープを付けて崖を降りなければ たどりつけない横穴、通称「恐怖の洞窟」で発掘を続けてきた。
イスラエル考古学庁によると、発見されたのはおよそ2000年前に書かれた巻物の断片20個ほどで、ギリシャ語で旧約聖書にある「ゼカリヤ書」の一節などが書かれてた。神の名前だけがヘブライ語で書かれていたという。
このほか、およそ1万年前に作られた世界最古とみられる編みかごや、自然にミイラ化した6000年前の子供の遺体も発見されたという。この地域で発見された古代の文書は「死海文書」と呼ばれ、聖書の原型を知るうえで貴重な資料となっている。また、多くの謎が残されているため、世界的な関心を呼んで来た。1947年に初めて発見されて以降、何度か見つかっていましたが、今回は65年ぶりの発見となる。(ANNニュース)