今井翼がファンの前に帰ってきた!システィーナ歌舞伎で片岡愛之助と共演

2020年2月14日

サンケイスポーツ

 元タッキー&翼のメンバーで2018年9月にジャニーズ事務所を退所した俳優、今井翼(38)が13日、徳島県鳴門市の大塚国際美術館システィーナ・ホールで開幕した第10回システィーナ歌舞伎「NOBUNAGA」で舞台復帰した。

 歌舞伎俳優、片岡愛之助(47)が、実は双子だったという奇想天外な設定の織田信長を一人2役で演じる新作歌舞伎。翼はポルトガルの宣教師、ルイス・フロイスにふんした。

 翼は14年にメニエール病を発症し、療養のため18年に無期限の活動休止を発表したが、回復。ファンの前に登場するのは18年末のジャニーズカウントダウンライブ以来で、冒頭から得意のフラメンコで劇場を熱くさせると、2部では故郷を思う歌も熱唱。終盤はフラメンコをモチーフに二刀流の殺陣に挑戦した。

 歌舞伎出演は、愛之助と共演した「GOEMON 石川五右衛門」(14年=大阪松竹座、16年=東京・新橋演舞場)以来で、「また新たなスタートを切ることができました。すごくウズウズしていた。羽ばたくつもりでやりました」と充実感たっぷり。「僕自身にとっても特別な日になってます。おかげさまで元気です」と完全復活を宣言した。大阪松竹座で再演される十月花形歌舞伎「GOEMON 石川五右衛門」(10月3~27日)の出演も発表された。

★盟友・愛之助も「ジーンときた」

 愛之助も翼の復帰を喜んだ。「GOEMON 石川五右衛門」以来の共演に「翼君も新しい出発。『新しい夢と希望を求めて』っていう最後のせりふはピッタリじゃないかな。2人で手を取り合ってて、ジーンときました」と感慨深げ。公演については「奇想天外。信長が双子で吸血鬼になってしまう。髷(まげ)がなくて、2・5次元みたいな感じ。楽しみながらやってます」とアピールした。