室龍太、東山紀之主演『大岡越前』に同心役で出演「新たな風となれるように」

2020年11月22日

マイナビニュース

俳優の東山紀之が主演を務める人気時代劇シリーズ『大岡越前』のスペシャル版第3弾『大岡越前スペシャル~初春に散る影法師~』が、2021年1月1日(NHK BSプレミアム21:00~22:29)に放送されることが決定した。今回、同心の新たなメンバーとしてジャニーズ事務所の後輩である室龍太が出演する。22日、東山と室が東京・渋谷のNHKで取材に応じ、本作の魅力や共演の感想を語った。

今回の見どころは、東山の一人二役。病魔におかされ余命いくばくもないその身を、哀れな遊女の復讐のために使い切ろうと刃を振るう剣鬼。瓜二つでありながら境遇のまったく異なる浪人・月嶋左内(東山)に対し、忠相(東山)はどう立ち向かい、如何にして裁くのか。華やかな吉原、越前VS越前を思わせる一騎討ちなど、正月らしく見どころ満載に届ける。

東山は「8年も『大岡越前』をやらせていただき、今回初めて一人二役。新鮮な役を演じさせていただくことになりました。新春にふさわしい感動モノになっていると思います」と手ごたえ。「今回は後輩でもある室が参加してくれて同心部屋の一員になって新たな風を吹かせてくれるということなので、それも含めてたくさんの方に見ていただきたいと思っています」と見どころを紹介した。

室は前回も参加していたが、今回は新米同心の相良大介として本格的に出演。「同心として参加させていただけるのはうれしいことですので、東山さんがおっしゃってくださったように、新しい風となれるように頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。

東山は、室について「前から時代劇をやりたいと言ってくれていたみたいで、室は若いですけど、そう思ってくれるのはとてもありがたいこと。同心部屋でも年齢は一番下で、非常にかわいがられていたので僕も安心しましたし、その気持ちがあるということがとても大事だと思いました。中剃りもなかなか似合っていた」と述べ、「いい先輩がたくさんいますので、時代劇をやる中で非常にいい経験と時間になるのかなと思います」と後輩の成長を期待した。

さらに東山は「今しかできないことがある。芝居がうまいとか下手とか以前に、本人が一生懸命かどうか、好きか嫌いかというのがあり、その空気はスタッフや共演者に伝わる。その一生懸命さが初々しさ。そういう意味では室は本当に一生懸命やってくれました。一生懸命、汗をかいている人はみんな応援すると思うので、その初々しさが新しい風になっていると思います」と室の一生懸命さを称えた。

室は、東山について「大先輩。きっちりやられる方だと思っていたんですけど、すごくフランクに接してくださって、撮影に入る前からスタッフさんに僕のことを紹介してくださったりして、すごく優しい方だなと思いました」と感謝。また、「カメラが回っているときと現場に入ったときの切り替えがプロだなと思いました。僕は待機しているときでもずっとセリフの確認をしていたりするんですけど、(東山さんは)カメラが回っていないときは共演者やスタッフさんとフランクに話していて、セリフはどこで確認しているんだろうというくらい切り替えがすごいので、僕も真似したいです」と現場での姿に刺激を受けたようだ。

室が演じる同心は、よくクシャミをするキャラクターとのこと。東山は「監督からの要望でなぜかしょっちゅうクシャミをするというキャラに。そんなことも含めて室のファンの人たちには見ていただきたいなと思います」と笑顔で話し、室は「何か一つあったほうがいいんじゃないかということでクシャミを。クシャミ一つの武器で頑張っていこうと思います!」と宣言した。

(C)NHK