ふぉ~ゆ~福田悠太、来年1月に主演舞台「ガッチガチに緊張しています」 いとうあさこら出演

2020年11月16日

オリコン

 人気グループ・ふぉ~ゆ~の福田悠太が、来年1月20~27日まで、東京・本多劇場で上演される山田ジャパン1月公演『優秀病棟 素通り科』で主演を務めることが16日、わかった。

 2008年に旗揚げした山田ジャパンは、脚本家・演出家として活躍する山田能龍が、これまで発表した全作品を手掛けている。山田は、Netflixで配信の『全裸監督』(『全裸監督』シーズン2は2021年配信予定)の脚本を、まだ日本ではなじみの薄いチームライティングの手法で作り上げ高評価を得た。

 本作の主演は、ドラマやバラエティーと多方面で活躍し、舞台『Endless SHOCK』連続出演など幅広い作品で存在感を増している福田。本作で主演を務めるにあたり「この度、山田ジャパンさんの舞台にお邪魔させて頂ける事になりまして、ガッチガチに緊張しています。どなたか助けて下さい。これはもう、山田さんの胸に飛び込むしかないと考えております。山田さん、こんな僕ではございますが、お手柔らかにお願い致します」と心境を語った。「自信が足りない僕ですが、山田ジャパンさんの皆さんの舞台に立たせて頂く事により、自信をゲットして、1回りも2回りも、成長しちゃいたいと思います」と意気込んでいる。

 山田は、福田の印象について「ジャニーズらしからぬ人です。本当に偶然オンタイムで例の『お金がないから、ハッピーアワー』発言を観てたんですよね。ここまで生々しい自虐をするのか!と笑ったのを覚えています。そこで一度興味を持ったので、M-1の時も『あ、また変なことしてる』って思いました(笑)。きっと、うちの劇団と相性がいいと思います。早く会いたいですね」と期待を寄せた。

 本作にはそのほか、カンコンキンシアターをはじめ舞台経験豊富な実力派・森一弥、コミカルな演技と個性的な存在感でテレビ、映画、舞台とジャンルを問わず活躍している与座よしあきといった、劇団おなじみのゲストが出演する。さらに、旗揚げから劇団に所属し、山田作品には欠かせない、いとうあさこも名を連ねている。

 本作は、自らこの世を去ろうとする男と、不運に不運が重なる初老の女の物語。切り花を輸入する貿易会社に勤める飯塚哲人が、今、空に浮いている。人がどこにもつながらず空に浮くのは、人生において最多でも一回だけ。そう、彼は自らこの世を去ろうとしていた…。その矢先、突然かすかな丸みと共に、ガバ!っと抱きかかえられる感覚を覚える。キャッチしたのは、小さな製紙工場の経理を務める初老の女性、喜久枝。哲人は不運続きで悲惨な道のりを歩んできた喜久枝の人生を知ることに。一方、充実した人生を送り、周囲から愛されているかに見える哲人は、なぜそんな決断をするに至ったのか。