NEWS加藤シゲアキ、葛藤に苦しむ役でドラマ「六畳間のピアノマン」出演決定

2020年11月5日

モデルプレス

2021年2月6日スタートのNHK総合の土曜ドラマ『六畳間のピアノマン』(毎週土曜よる9時~/全4回)にNEWSの加藤シゲアキらが出演することが決定した。

新型コロナウイルスの影響でライフスタイルが大きく変わってしまった今。孤独や不安に立ち止まった背中を、誰かが優しく押してくれる瞬間があるとしたら…。

ビリー・ジョエルの名曲「ピアノ・マン」の舞台は名もなき人々が集まるピアノバー。「今夜はメロディーが欲しい気分。ピアノ・マン、君が僕たちを元気づけてくれ」という、客たちの唱和を思わせる歌詞。そんな「ピアノ・マン」を動画投稿サイトで歌う「六畳間のピアノマン」と名乗るひとりの青年がいた。彼が残した歌声は、周囲の人々の心に灯をともし、やがてお互いの人生が交錯して、気づかぬうちにそっと、助け励ましあう。再び歩みはじめた道に、温かな光がさす4つの物語をお届けする。

◆「六畳間のピアノマン」各回エピソードとメイン出演者

第1回:村沢憲治(加藤シゲアキ)

ピアノマンこと夏野誠(古舘佑太郎)の元同僚。パワハラを受けた誠が交通事故で亡くなってから8年、人との関わりを避けるように生きてきた。派遣先の職場で、再びパワハラを目にした村沢は、動けなかったかつての自分との葛藤に苦しむが…。

【加藤シゲアキコメント】
台本を読んで、人の弱さと強さを同時に感じました。本作を見てくれた方が、ほんの少しでも前に進む力を受け取ってもらえるよう、村沢という男を演じたいと思います。

第2回:夏野泰造(段田安則)

誠の父。妻亡きあと男手ひとつで育てた息子を交通事故で失った。8年後、孤独に定年退職を迎えた泰造の前に、息子にパワハラをしていた元上司・上河内が現れる。動揺する泰造。しかし、思いがけない若者たちとの出会いによって、動画「六畳間のピアノマン」を知ることに。

【段田安則コメント】
人の結びつきが、それぞれを思いがけず支える物語です。亡き息子に励まされ、前に進もうとする父を丁寧に演じたいと思います。久しぶりの大阪での撮影を楽しみにしております。

第3回:上河内秀人(原田泰造)

誠の元上司。パワハラが問題になり、会社を追われた。頼るところのない彼が出会ったのは、こども食堂をきりまわす芳江(麻生祐未)と二人の幼い兄弟。そして誠が残した「六畳間のピアノマン」は、なんと上河内の行く末をも照らしはじめるのだった。

【原田泰造コメント】
最初に台本を読ませて頂いた時に思いも寄らない展開と繋がりに自然と引き込まれてしまいました。また、僕にとっては連続テレビ小説「ごちそうさん」以来の大阪での撮影となり、大変楽しみにしております。

最終回:有村美咲(南沙良)

地下アイドルの顔を持つ、女子高校生。一方で、本当に自分の好きな音楽を追求したいと一人、作詞作曲をしている。アイドルの活動や将来のことなど、悩んだときには「六畳間のピアノマン」の動画を見て励まされていたが、ある日美咲のコメントに、思いがけずリプライが。

【南沙良コメント】
最終回の美咲を演じます。前の三回から続く流れが途切れないように頑張ります。どこかで誰かと繋がることで生まれる奇跡の素晴らしさを感じて頂けるよう、撮影に臨んでいきます。

◆NHK大阪拠点放送局チーフ・プロデューサー内田ゆきコメント

「ピアノ・マン」の歌詞はちょうど、It’s nine o’clock on a Saturdayで始まりますね、とおっしゃったのは原作の小説をお書きになった、安藤祐介さんでした。その土曜9時のドラマで、歌詞にあるピアノ・バーに集うかのような、一見平凡な普通の人々の物語をお届けすることになりました。

「六畳間のピアノマン」の動画を作った誠は、一介の若きサラリーマン。周囲もいわゆる成功者ではありません。悩み立ち止まる瞬間が続く毎日を送っています。しかし、脚本家の足立紳さんの優しさとユーモアと、そしてエッジが効いた筆で、ひとりひとりの人生が、力強くいきいきと動きはじめます。

このたび「六畳間のピアノマン」をめぐる4つの物語に、すばらしい出演者の方々が集まってくださいました。それぞれの登場人物の人生が交わって起こる、まさに化学反応と、そこに見えてくる希望。けっしてひとりぼっちではない、という思いを新たにしていただければ、と思います。

(modelpress編集部)