2020年11月3日
リアルライブ
ジャニーズ事務所がオンラインでの取り組みを次々と開始し、話題になっている。
昨年、嵐がユーチューブの公式チャンネルを開設し、オンライン進出が話題になっていたジャニーズ事務所。これまでネット上での写真掲載を絶対禁止にするなど頑なな姿勢を取っていただけに、嵐のオンライン解禁には当時大反響が集まっていた。さらにここに来て、KinKi Kidsがソロコンサート含む映像作品13タイトルを「Amazonプライム・ビデオ」で配信開始。Hey! Say! JUMPもSHOWROOMが提供を開始したアプリ「smash.」で、オリジナルミュージックビデオとオリジナル作品の独占配信をスタートさせた。
これまででは考えられないこの対応に、ファンからは喜びの声が聞かれているが、一方でこの変化の理由を考察するファンもいるという。
「理由の一つとして言われているのが、時代についていくため。これまでジャニーズ事務所は『肖像権の保護』を理由に頑なにインターネットを避けていましたが、今やネットも立派なエンタメを発信するツールに。ネットを避けるメリットよりもデメリットの方が大きくなってしまった今、事務所の目が届く範囲で少しずつ解禁していく方が新規ファンの獲得も期待でき、ファンからも、『いろんな人の目にも付きそう』『ファンになるハードルも低くなる』という声が聞かれています」(芸能ライター)
一方、シビアな声も聞かれているという。
「2020年いっぱいで活動休止期間に入ってしまう嵐ですが、現在、事務所でも一番の稼ぎ頭。休止期間に入り、大野智以外は活動を続けるものの、嵐のライブ収入が丸々なくなってしまうことになってしまいます。さらに、TOKIOも来年から子会社化に。嵐以前に事務所の稼ぎ頭だったSMAPも、解散後、今も残っているのは木村拓哉のみとなっています。オンラインでの活動を広げることで、その分収入も増えることとなり、一部からは『コロナもあるし、オンラインでも収入得るべきだって思ったんだろうな』『オンラインで収入増やせるし、活動の場も広がるし一石二鳥』といった考察も寄せられています」(同)
オンライン化は、ジャニーズ事務所にとって新たな活路となるのだろうか。