2020年11月6日
キャリコネニュース
新型コロナウィルス感染拡大の影響で失業してしまい、公共職業安定所、通称「ハローワーク」に訪れる人は増えたのではないだろうか。ただ、ハローワークで紹介された求人内容に絶望し、労働意欲が削がれたという人は結構いそうだ。
ガールズちゃんねるに11月1日、「職安の求人給与低すぎませんか?」というトピックが立った。ハローワークを訪れたトピ主は「場所や職種経験によるかもしれませんが」としつつも、
「都内でも事務系だと賞与込みでやっと年収300万超えるとか、400万なんて夢のまた夢です。製造から営業系もそれ程変わらないし、これじゃあ結婚なんてする人少ないだろうなと思っちゃいます」
と給与の低さに困惑。日本の少子化が止まらない現状に妙な納得感を持ってしまったようだ(文:石川祐介)
ハロワに行ったけど「求人が現職以下だった」
コメント欄には、悲惨な求人を見たという相次いだ。
「うちの田舎(東北)だと13万台が多いなぁ」
「田舎だと正社員でも年収250とかザラだよ。男で残業がっつりやっても、350~400。夜勤あるとやっと500って感じ。それでも介護系は夜勤あっても安い」
とりわけ地方では給与の低さが顕著だという。「地方に来れば都内がいかに恵まれてるか分かると思うよ」というコメントがあるように、東京都での生活が長い人が地方で就活すると発狂してしまう可能性が高そうだ。また、
「私も一般事務、残業なし、年間休日105、ボーナスなし、手取り20万。ボーナスがあるか、もう少し休み多い所に転職しようかと職安いったけど、求人が全部今以下だった」
と転職を検討してハローワークを訪れた結果、現職の低待遇を”マシ”だと思ったという人も珍しくない。
ハローワークに求人掲載する企業は「求人サイトに登録するお金がない」?
「職安って確か求人無料なんだよね?そりゃ大手の転職・就職広告代理店を使わ(え)ない会社ばっかりだなという印象」
「職安に回ってくる企業って求人サイトに登録するお金がなかったり登録しても人が来ないような企業が多いから仕方ないよ」
ハローワークに求人掲載するには費用がかからないため、資金も人材も余裕のない企業の場合もある。無料で載せられるのは企業にとってはありがたいが、求職者からしたら「そんな条件のものを載せられても……」と思ってしまう求人もあるだろう。
「売り込むスキルがなければ給料安くなる。スキルがあれば果敢に自分で売り込みに行ける」
「特殊技能が必要無いなら、そのくらいでも仕方ないのでは。スキルアップしていけば、それに見合った給料もらえる仕事が出来ると思います」
とは言え、ちゃんとした給与を支払ってくれる企業を見つけても、自身のスキルや経歴次第では足切りされかねない。まずは自分と向き合って、求人サイト中心で企業を探してみてはどうだろう。