2020年10月10日
テレビドガッチ
中居正広がMCを務める『新・日本男児と中居』(日本テレビ系、毎週金曜24:30~)が10月9日に放送。人気アニメの生みの親の「名言」に感動する一幕があった。
令和の時代に突入してから新しい生き方をする人たち(新・日本男児)が急増中。スタジオにスポーツや音楽、演出など様々な分野で活躍してきた一流ゲストが登場し、トークを繰り広げる。ゲストは、池田鉄洋、前田裕二。今回は、『アンパンマン』を崇拝し、グッズなどに500万円を費やした男・小磯卓也さんが登場した。
彼のコレクションを見た中居は「ぬいぐるみが中心じゃない?」と驚く。小磯さんは、まず『アンパンマン』の生みの親・やなせたかしさんから、なぜ同作が生まれたのか、という哲学を勉強してから揃えたいという。
そんな彼は自作の研究ノートを作っている。50年のアンパンマンの歴史をすべて把握し、愛・勇気・希望などの言葉の由来や、やなせさんが何を感じているのかを徹底研究しているという。歌詞にもある『愛と勇気だけが友だち』のことが記された欄では、中居が「アンパンマン友だちいないの?」と質問。小磯さんは、カレーパンマンやしょくぱんまんなどがいるが「戦うときは友だちを巻き込んではいけない」ということを表していると説明。その考え方に、中居は「俺、すぐ引き連れて行っちゃうわ」と苦い顔をした。
また、初登場時の『アンパンマン』は、ひもじい子供たちにパンを配るおじさんが出てくる作品だった。最後は、怪しい飛行物体だと思われて、撃ち落されてしまう悲しい物語だと知った中居は「(同じスピリッツを持っている小磯さんに)気をつけてよ?」と声をかける。しかし、正義を全うできるため「それも本望だね」とコメントした。やなせさん曰く「正義は逆転する。A国にはA国の正義があって、B国にはB国の正義がある」とのこと。しかし、ひときれのパンを与えることは正義が逆転しない。「空腹の人を助ける=絶対の正義」としてヒーローが生まれたのだとした。
そんなアンパンマンをやなせさんは、素手で戦い、顔が濡れると力が出ないため「世界最弱のヒーロー」と呼んでいる。彼の本当の強さは「みんなの応援があるから」という言葉に、中居は「くー、いいね! パクッて言いたいけど、絶対バレるからやめよう」と笑わせていた。
ネットでは、小磯さんの熱弁に「アンパンマンの深さを知った気がする」「すっごくいい回だった」「SMAPとアンパンマンは一緒。自分の為じゃなく、人の為に戦う人達。本当にカッコいい。日本にこんな素敵なHEROがいて本当に良かった」といった声があった。